着物には様々な種類があるため、断捨離をしようにもどこから手をつけたら良いかわからないもの。
特に親が使用していた着物は思い入れもあって、中々断捨離できない人も多いでしょう。
そこでこの記事では、50代から始めたい着物の断捨離方法を解説します。
断捨離の工程なども紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
また、せっかく断捨離をするのであれば、このタイミングで終活を始めるのもおすすめ。
以下の記事では終活に役立つ断捨離の情報をまとめているので、ぜひ参考にしてください。
50代の着物の断捨離全行程
50代の着物断捨離は、以下の流れで進めていきます。
実際に断捨離の流れをイメージして、実行に移しましょう。
着物を着たいシーンを考える
まず、着物を着たいシーンを考えてみましょう。
自分に似合うかなどは一旦考えずに、以下のように自由に発想してみてください。
- 夏祭りや初詣に着物で参加してみたい
- 着物で花見を楽しんでみたい
- 子どもの結婚式にはお気に入りの着物で参加したい
もし、上記のように着物を着たいと思うシーンが思い浮かばない場合は、あなたにとって着物は不要です。
考えたシーンに合う着物を選別する
着物を着たいシーンを考えたあとは、実際にそのシーンに合う着物を選別します。
自分のイメージに合う着物だけを残して、あとは処分しましょう。
まずは処分を前提に考えるのではなく、着てみたいと思える着物は残しておいて問題ありません。
実際に着物を着て出かける
着物を選んだあとは、可能であれば実際に思い浮かべた場所に着物で出かけてみましょう。
いきなり冠婚葬祭などが難しい場合は、夏祭りや花見などのイベントから着てみるのもおすすめです。
近所を散歩するだけや、カフェに行ってみるだけでも構いません。
また着付けがわからない場合はyoutubeの動画を見たり、着付け体験に参加したりするのも良いでしょう。
あなたにとって新しい趣味になる可能性もありますよ。
着てみてしっくり来たものだけ残す
実際に着てみてあなたのなかでしっくり来たものは、あなたにとって必要な着物です。
大切に残してぜひ、様々な機会で着用してみましょう。
逆に着てみてどうしても合わないなと感じたものに関しては、思い切って断捨離するのがおすすめです。
丈等が合っていない、柄は好きだけど自分には似合わないなどは断捨離の対象になります。
50代の着物の断捨離方法
50代の着物の断捨離方法は、以下のとおりです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
自治体回収で捨てる
50代で着物を断捨離する際は、自治体のゴミ回収に出してしまいましょう。
多くの場合は燃やせるゴミの日に出して問題ありませんが、なかには可燃ごみと繊維ゴミを分けている自治体もあるので注意が必要です。
処分方法を誤るとトラブルに発生するケースもあるので、事前に確認しておくのが大切です。
リサイクルやリユースを利用する
リサイクルやリユースを利用するのもおすすめです。
着物は一般的に高価なものというイメージが強いため、ゴミの日に捨てるのがはばかられる気持ちもあるでしょう。
リサイクルやリユースであれば、あなたにとって不要な着物を必要な誰かが着てくれる可能性もあります。
「まだ着れるかもな」と捨てるか判断に迷う場合は、自治体のリサイクルボックスなどに預けて自治体に判断を委ねるのもおすすめです。
フリマアプリやオークションに出す
フリマアプリやオークションを利用するのもおすすめです。
近年はレトロブームも相まって、着物は意外に人気なこともあります。
需要も高まっているため、フリマアプリやオークションを利用すれば思わぬ高額で取引されるケースもあるでしょう。
少し難易度は上がりますが海外オークションに出品してみるのもおすすめです。
リメイクする
普段使いには難しい着物は、リメイクしてみるのもおすすめです。
実際にリメイクしたアイテムは自分で使うのも良いですが、フリマアプリやハンドメイドとして販売してみるのも良いでしょう。
人気になれば副業として新たに収入を得ることもできます。
裁縫などが得意な人は、挑戦してみてはいかがでしょうか。
業者に回収を依頼する
捨てるのはもったいないが、出品作業などはやりたくないという人は業者に回収を依頼するのがおすすめです。
廃品回収業者などに依頼すれば、着物を回収したりリサイクルしてくれたりします。
なかには着物に特化した出張買取を行ってくれる業者もあるため、利用してみましょう。
高価な着物の場合には、高値で取引してくれるケースもありますよ。
50代が着物を断捨離する際の注意点
50代が着物を断捨離する際は、下記の点に注意しましょう。
注意点を守らないといつまで経っても片付きません。
値段を気にせず捨てる覚悟を決める
50代が着物を断捨離する際は、値段を気にせずに捨てる覚悟を持つことが大切です。
高価だったからいつか売りに出そうと考えていると、いつまで経っても行動できないものです。
断捨離にはある程度勢いも大切。
もったいないという気持ちは切り捨てて、絶対に断捨離するという覚悟を持って臨みましょう。
整理整頓の最も簡単な方法は、ものをなくすことです。
ものがなければ散らかることもありません。
値段が高かったとしても、その値段が高い着物を放置していた事実は消えません。
覚悟を持って断捨離に臨みましょう。
思い入れがある場合は写真に撮るのもおすすめ
思い入れがある場合は、写真に撮るのもおすすめです。
全部捨てるのが正解とは言うものの、母が昔よく来ていた着物などはなかなか捨てられないものですよね。
そのような場合には、ぜひ写真に収めていつでも見返せるようにしましょう。
写真であれば、汚れや経年劣化などにさらされる心配もありません。
最後にその着物を自分自身で来て、記念撮影するのもおすすめです。
どうしても悩む場合は期限を決めて保管
思い入れがあってどうしても捨てようか悩んでしまう場合は、保管して考えましょう。
しかし、その際には必ず期限を設定することを忘れてはいけません。
2週間や1ヶ月など期限を決めておかないと、結局タンスの奥にしまっているのと同じことになってしまうからです。
期限を決め、その間は着物とじっくりと向き合い、断捨離するかを決めましょう。
50代の着物を残す基準は?
最後に50代の着物を残す基準を紹介します。
どうしても断捨離するか決められない場合は、上記の基準で残すかを判断しましょう。
儀式で使える場合は残す
着物を捨てるか悩む場合は、儀式で使えるかで決めましょう。
着物は正装でもあるので、冠婚葬祭に着ていくことも可能です。
冠婚葬祭は今後もあり続ける行事なため、正装となる着物を一着持っておくのは損ではありません。
正礼装などが残っている場合は、捨てずに利用するのもおすすめです。
洋服として着たいモノは残す
洋服として着たいと思える着物は残しましょう。
新しいファッションとして着物を楽しめる可能性もあるからです。
着付け教室に通うなどして、ぜひ普段着として使ってみてくださいね。
着物をナチュラルに着られる女性は美しく、かっこいいものです。
この機会に着物を趣味にするのも良いでしょう。
50代は着物を断捨離して新しい人生を楽しもう
50代になると、断捨離を考えるものです。
ぜひ、自宅の着物類をこの機会に断捨離してみましょう。
また、断捨離をする際には、着物以外のものも断捨離していくことがおすすめです。
自分の身の回りを片づけることは終活にも繋がるため、すっきりとした気持ちで60代を迎えるのにも役立ちます。
弊社のメッセージバンクも利用しながら、ぜひ終活も進めてみてくださいね。