高齢者になり日々を過ごしていると、やることがなくて暇だと悩んでしまうこともあります。
別に楽しくもないのにぼーっとテレビを見続けてしまう人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、高齢者がやることがないと悩んでいるときに試したいことを紹介しています。
やりたいことの探し方も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
【結論】高齢者でやることがないときは終活がおすすめ
結論、高齢者でやることがないときには終活がおすすめです。
終活は自分の人生の終わりのための活動として、以下の事柄を進めておくことを指します。
- 自分の財産や遺産の明確化
- 遺産相続の手続き
- 医療や介護の意向を固めておく
- 断捨離や生前整理で物を減らす
- 契約しているサービスの整理
もし終活を行っていないと、上記のことをあなたが亡くなったあとにあなたの遺族がしなければなりません。
葬儀などで忙しく、気持ちの整理がつかないなかでこれらのことを行うのは精神的にも大きな負担になるでしょう。
終活をしておくことで、遺族に大きな手間をかけさせることがなく、あなたが亡くなった事実としっかりと向き合う時間を作ってあげられます。
終活についてより詳しく知りたい場合は、下記記事も参考にしてください。
高齢者でやることがないときに試したいこと
高齢者でやることがないときには、終活以外に下記のことを試してみるのもおすすめです。
上記を試すことで、自分のなかでやりたかったことが明確になり前向きに余生を過ごせるでしょう。
アルバムを見てみる
高齢者でやることがないときは、アルバムを見てみるのもおすすめです。
アルバムを眺めることで、以下のような気付きを得ることができるでしょう。
- 若いころに自分が夢中になったことを思い出せる
- 今だからこそ会いたい人が見つかる
- また行きたい場所や思い出の場所が見つかる
アルバムを見ながら昔を懐かしむことで、若いころの記憶がよみがえり、やりたいことや会いたい人、行きたい場所などを見つけられます。
「好きだった絵をまた書いてみたい」「親友は元気にしているだろうか」「妻と行った旅行先にもう一度いってみたい」といった気持ちから、より前向きな人生を歩めるようになるでしょう。
また、アルバムを眺める際は同時に、終活としてのアルバム整理も進めるのがおすすめです。
アルバムは重たく場所もとるため、遺品整理が非常に大変になります。
詳しくは下記記事を参考にしてください。
理由をつけて避けていたことを思い出す
高齢者でやることがないときは、理由をつけて避けていたことを思い出すのも良いでしょう。
働いていたときや子育てをしていたときなどは、時間やお金、子どもなどを理由に様々なことに挑戦できないケースも多いです。
また本当はできるけれども、一歩が踏み出せずに結局やらなかったことなどもあるものです。
自分が避けていたことや諦めていたことを思い出せば、以下のような気持ちがよみがえる可能性もありますよ。
- ずっとやりたかったピアノに挑戦してみたい
- お金がないと諦めていた海外旅行に行ってみたい
- 子どもの子育てから解放されて海沿いの街に住んでみたい
上記のような前向きな気持ちが湧き出てきて、自分のやりたいことに気付けるでしょう。
無意識にしている行動に注目する
高齢者でやることがないときは、無意識にしている行動に注目してみましょう。
例えば、必ずテレビをつけるのであれば「なぜ自分はテレビをつけるのか」を考えると、本当に自分がやりたいことに気付ける場合もあります。
- 人の声がしないと落ち着かない→誰かと話したい
- バラエティ番組を何となくつけてしまう→思いっきり笑いたい
- スポーツを見ることが多い→現地で観戦したい
上記のように、自分の本当の気持ちに気付くことができればやりたいことも簡単にみつけられるでしょう。
一緒に過ごしたい人を考える
高齢者でやることがないと悩んでいる人は、一緒に過ごしたい人を考えるのもおすすめです。
何をしたいかではなく、誰といたいかを考えることで「あの人と合うならこんな場所がいい」「あの人とするならこんなことが良い」と行きたい場所ややりたいことも見えてくるでしょう。
昔の友人などに連絡する良い機会にもなり、一緒に行きたい場所ややりたいことを探せますよ。
自治体の割引サービスを見てみる
自治体の割引サービスを利用して、やりたいことを探してみるのも良いでしょう。
自治体によっては高齢者向けの割安の日帰りツアーや体験会などを開催しています。
例えば横浜市では65歳以上の横浜市民の方に「濱ともカード」を配布しています。
「濱ともカード」を利用すれば、以下のような割引を受けることが可能です。
- カラオケ料金30%OFF
- いちご狩り1パック50円引き
- 旅行ツアーの割引3%
- ギター教室や英語教室の入会金半額
上記のようなさまざまなサービスをお得に利用できます。
自分のお住いの自治体でも同様の取り組みが行われていないか調べて、ぜひ利用してみましょう。
新しい挑戦を始める良い機会になりますよ。
やりたいことリストを作ってみる
どうしてもやりたいことが見つからない場合は、やりたいことリストを作ってみるのもおすすめです。
やりたいことリストは、心の思いつくままに自分のやりたいことをひたすら書いていきます。
コツとしては年齢やお金などは一旦気にせず、心のなかに湧き上がってきたやりたいことは無視せずに書くことです。
心から湧き上がってくる言葉に耳を傾けることで、自分の意外な本心に気付けますよ。
やりたいことリストの詳しい作り方は、下記記事でも解説しているので参考にしてください。
後世に残せるプレゼントを作る
高齢になると、自分を満足させる気持ちが湧き上がってこないこともあります。
「十分自分の人生はやりきった」という人は、後世に残るプレゼント作りをしてみるのはいかがでしょうか。
例えば、お孫さんに向けたビデオレターや自分の子どもに託したい最後の思いを手紙などに書いておけば、思いがけないサプライズプレゼントになります。
ぜひ、弊社メッセージバンクを利用して、お手紙やビデオレターを作成し、送信設定をしてみましょう。
メッセージバンクではプロの編集者が動画編集を行ってくれたり、預けた写真やメッセージからオリジナルのメッセージカードを作ったりすることも可能です。
ぜひ、老後の今だからこそできるプレゼントを作ってみてくださいね。
詳しい説明は下記ボタンから進み、読んでみましょう。
高齢者でやることがないときに挑戦したいこと
次の高齢者でやることがないときに、挑戦したいことを紹介します。
やりたいことを探す際の参考にしてください。
再就職や起業にチャレンジ
高齢者でやることがない場合は、再就職や起業にチャレンジするのもおすすめです。
現在はどの会社も人手不足なため、たとえ高齢者であっても就職先を見つけやすいでしょう。
労働することにより人から感謝されたり、必要とされたりすることを実感して前向きな人生を送れる可能性もあります。
また、自分の得意分野などがあれば思い切って起業するのも楽しいでしょう。
夢だった農業にチャレンジしたり、キッチンカーをオープンさせたりして老後を前向きに楽しんでいる人も多くいます。
大学などで学びなおす
大学に行き、学問を学びなおすのも良いでしょう。
現在は大学に進学する人も増えましたが、昔はまだまだ一部の人しか進学できない時代でした。
そのため「大学生活を過ごしてみたかった」と思う高齢者も多いはずです。
大学によっては高齢者枠を設けて、積極的に入学を推進している大学もあります。
時間のある老後だからこそ、大学に通い自分の好きな学問の知識を深めてみてはいかがでしょうか。
ボランティアなど地域の活動に参加する
労働や大学などにハードルの高さを感じる場合は、ボランティア活動に参加するのもおすすめです。
ボランティア活動をすることで誰かの役に経っている実感を得られるだけでなく、地域の人との繋がりも作れます。
人との交流を通じて、社会の一員であることを実感できる良い機会にもなるでしょう。
移住や拠点を増やして生活してみる
移住や生活拠点を増やしてみるのもおすすめです。
自分が住み慣れた場所以外でも生活してみることで、日常をより刺激的なものに変えられます。
またいきなり引っ越すのが怖い場合には、生活拠点を増やしてみるのも良いでしょう。
知らない土地に部屋を借りたり、格安の中古物件を購入したりして住み慣れた場所とは別の地域の生活を体験するのも刺激的です。
高齢者になってやりたいことを始めた人たちの例
高齢者になってやりたいことを始めた人たちの例を紹介します。
健康のためにキックボクシング
健康のためにキックボクシングを始めている人もいます。
最初は片足立ちもできなかった状態から、三カ月で膝蹴りを出せるまでに成長しています。
高齢者であっても肉体を成長させることは可能です。
年齢を理由にスポーツを諦めてしまった人は、この機会に再挑戦してみましょう。
夢だったドラムを始めて楽しい
夢だったドラムを始めた人もいます。
音楽は特に年齢関係なく楽しめる趣味と言えます。
- 本当はピアノを弾けるようになりたかった
- ギターを弾いて憧れの曲を演奏してみたい
- バイオリンやハープに興味がある
こんな気持ちがある場合は、すぐにでもはじめてみましょう。
楽器の種類によっては、1万円程度から始められるものもありますよ。
アジア最高齢の女性DJも有名
DJの世界を例にあげると、日本人のアジア最高齢女性DJが有名です。
DJ SUMIROCKさん(本名:岩室純子さん)は、何と77歳からDJをはじめたそうです。
年齢を理由に夢を諦めることほどもったいないことはありません。
心の奥底にある「本当はやってみたかった」を今から叶えてみましょう。
ゲームを始めた父が楽しそう
高齢者にはゲームもおすすめです。
ゲームは一見難しそうですが、一部のゲームソフトは高齢者でも十分楽しめるようにできています。
また現在はyoutubeなどの配信サービスもあるので、高齢であってもゲーム実況を楽しむことが可能です。
実際に「Gamer Grandma」チャンネルさんは、御年90歳ながらゲーム実況を楽しまれており、チャンネル登録者数も56万人いるほど人気コンテンツとなっています。
激しいアクションを行うバイオハザードなどのゲームも楽しまれているので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
やることがない高齢者のよくある質問
最後にやることがない高齢者のよくある質問を紹介します。
- Q高齢者におすすめの趣味を一覧で見たい
- A
高齢者におすすめの趣味には、運動や園芸など様々なものがあげられます。
詳しくは下記記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- Q高齢者の自宅での過ごし方のおすすめは?
- A
高齢者の自宅での過ごし方のおすすめは、以下があげられます。
- 園芸
- 手芸
- スポーツ観戦
- テーブルゲームやテレビゲーム
- 楽器演奏
- 料理
楽しいと思えることを最優先にすることが大切ですが、手先を使うことを率先して行えば認知症予防にも役立ちます。
- Q高齢女性でも楽しめる趣味は?
- A
高齢女性でも楽しめる趣味には、以下があげられます。
- 園芸
- 手芸
- 楽器演奏
- 料理
それ以外に旅行やスポーツなどアクティブに動くこともおすすめです。
高齢者でやることがないときは生きがいを見つけるチャンス
高齢者でやることがないという場合は、逆にこれからの人生の生きがいを見つけられるチャンスでもあります。
何もないということは何でも始められるということでもあるので、思い切って挑戦してみましょう。
また自分のやりたいことを見つけるのが苦手という場合には、誰かのためになることをしてみるのもおすすめです。
弊社メッセージバンクを利用して、後世へのプレゼントを用意したり、終活を進めたりして残された家族が困らないように準備するのも良いでしょう。