終活アドバイザーは国家資格で信頼できる?仕事や収入なども解説

終活

終活に対して様々なアドバイスが行える資格の「終活アドバイザー」。

「実際に自分で終活を始めている」、「高齢者と関わる仕事をしている」という場合は取得を検討している人もいるでしょう。

結論、終活アドバイザーは国家資格ではありません

民間資格であり、講座を受講すれば誰でも取得が可能です。

この記事では、終活アドバイザーの資格取得方法や信頼のおける資格なのか解説します。

仕事内容や収入も紹介しているので、参考にしてください。

終活におすすめのサービス「メッセージバンク」の利用もおすすめ
年賀状で伝えられない思いは「メッセージバンク」で伝えよう

終活を円滑に進めたいという人には、弊社のメッセージバンクの利用もおすすめです。

メッセージバンクは家族や友人あてのメッセージを事前に預けておき、任意のタイミングで送信できるサービス

エンディングノートとして利用することができるので、以下の事柄について事前に記載しておき送信相手や時間を設定しておけば確実に相手にメッセージを届けられます。

  • 遺言書の有無
  • 訃報を知らせる友人リスト
  • デジタル遺品のパスワード
  • 最後に伝えたい想いや手紙

あらゆるファイル形式にも対応しているので、動画メッセージを遺すことも可能

メッセージは複数登録できるので亡くなりそうなタイミングに合わせて複数の動画を撮影して、毎年の誕生日に送信し続ける設定もできます

あなたが亡くなったあとでも時空を超えてメッセージを届けられるので、気になる方はぜひ下記より詳しい説明を読んでみてくださいね。

終活アドバイザーは民間資格

引用元:終活アドバイザー
資格名終活アドバイザー
取得方法・ユーキャンの講座受講
・終活アドバイザー協会に入会
費用・講座受講料:35,000円
・協会入会金:4,000円
・年会費:6,000円

終活アドバイザーとは、終活アドバイザー協会が認定している民間資格で資格を取得することで様々な人たちの終活相談に乗ることができます。

具体的には以下の事柄について学び、人生の終わりの活動に寄り添う力を培います。

  • 終活の基礎的な知識
  • 金融資産の扱いや相続について
  • 高齢医療や介護の実情や手続き方法
  • エンディングノートの意味や記載方法

上記のように終活の基本だけでなく、金融資産の扱いや相続など専門性の高い内容についても学ぶことが可能です。

実際に手続きを代行するなどは、弁護士などの専門的な資格が必要になりますが、知識を付けることで高齢者に必要な手続きを案内したり専門家を紹介したりして終活に寄り添うことができます。

終活アドバイザーの仕事内容

終活アドバイザーの仕事内容

終活アドバイザーの仕事内容は以下の通りです。

終活相談の実施

終活アドバイザーは、終活相談の実施がメイン業務となります。

終活を始めたいが何から始めればよいのかわからない人に向けて、具体的な行動プランの策定方法などをアドバイスします。

介護や医療についてどのような想いがあるのかを聞き出し、その人にとって最適な選択を一緒に考えていくやりがいのある仕事です。

エンディングノートの書き方講座

終活を始める人に向けて、エンディングノートの書き方講座を実施するのも仕事です。

エンディングノートと一口に言っても、具体的な書き方がわからない人も多いです。

具体的に以下の事柄についてアドバイスして、後悔のないようエンディングノートを作成できるよう助言します。

  • エンディングノートに書くべき内容
  • エンディングノートの保管場所
  • エンディングノートを家族に見つけてもらう方法

またエンディングノートの書き方などは、弊社サイトでも解説しています。

以下の記事も参考にして、エンディングノートの書き方を把握してみてください。

弁護士など専門家の紹介

終活アドバイザーは、終活において助けが必要となる各種専門家の紹介も行います。

例えば遺言書の作成などを安全に行うためには、弁護士や行政書士といった専門家に依頼をするのがおすすめです。

しかし誰にどうお願いすれば良いのかわからない人も多いでしょう。

そのような場合に終活アドバイザーが間に入って、遺言作成のスペシャリストなどを紹介します。

また将来的に施設入所を考えている人は、金銭的な余裕も必要になるものです。

ファイナンシャルプランナーなどお金のスペシャリストを紹介するといったケースもあります。

介護施設などへの同行・手続きサポート

介護施設などへの同行や手続きサポートも終活アドバイザーの仕事です。

高齢者の中には判断力の低下などから、介護施設や自治体の手続きが一人では難しいケースもあるでしょう。

そのような場合に終活アドバイザーが代行したり、サポートしたりして滞りなく手続きを行えるようにします

1人では複雑な手続きや申請をサポートすることで、高齢者にとって必要な手続きをスムーズに行えるようにします。

終活のセミナー活動

終活アドバイザーは必要に応じて、終活のセミナー活動も実施します。

地域の公民館などで高齢者を集めて説明を行うことで、終活を始めるきっかけを作ってあげられるでしょう。

終活は本人のみならずその家族にとっても大切な活動です。

終活に関する情報発信は高齢者以外の人たちにも感謝されるでしょう。

終活アドバイザーの資格取得方法

終活アドバイザーの資格取得方法

終活アドバイザーの資格を取得するためには、ユーキャンの講座受講が必要です。

具体的には以下の流れで資格取得をめざしましょう。

ユーキャンの講座に申し込んで受講

終活アドバイザーになるためには、ユーキャンの終活アドバイザー講座に申し込みましょう。

申込はネットやハガキから可能なので、自分のやりやすい方法で手続きを行ってください。

講座を受講するためには、以下の受講料が必要なのであらかじめ準備しておきます。

講座受講料支払い方法料金
一括35,000円
分割(12回)2,980円/月

講座は通信講座で3冊のテキストを元に自分のペースで学習を進めていけます

仕事や育児の合間にも勉強しやすく、多くの人が資格取得をめざしやすいです。

検定試験を受けて合格する

全ての講座受講を終えた後は、検定試験を自宅で受験します。

万が一不合格だった場合でも8ヶ月以内であれば何度でも受験可能なので、諦めずに挑戦しましょう。

終活アドバイザーの試験は期間内に何度でもチャレンジできるので、合格率はほぼ100%です。

勉強が苦手な人でも安心して挑戦してみてくださいね。

終活アドバイザー協会に入会

試験に合格した後は、終活アドバイザー協会に入会します。

入会するにあたって以下の費用が必要になるので、事前に準備しておきましょう。

賞金種別料金
入会金4,000円
年会費6,000円

上記を修めることで資格の登録が完了し、終活アドバイザーと名乗ることができます。

終活アドバイザーの年収・収入は?

終活アドバイザーは、それ自体が職種になるわけではありません

そのため終活アドバイザーとして活躍するためには、資格を活かせる関連施設や企業への就職が必要です。

具体的には、以下の職種が終活アドバイザーの資格を活かせるでしょう。

  • 葬儀屋
  • 介護職
  • 保険業

上記の職種であれば、高齢者の人と触れ合う機会も多く終活に関する具体的な相談に乗る機会もあります。

資格取得で得た知識を存分に活かす機会に恵まれるでしょう。

終活アドバイザーだけで年収が稼げるわけではないと把握しておくことが必要です。

終活アドバイザーをキャリアで役立てる方法

終活アドバイザーをキャリアで役立てる方法

終活アドバイザーはそれだけで求人が出されているわけではないので、他の職種などと掛け合わせて役立てていく資格です。

ここでは終活アドバイザーをキャリアで役立てる方法を紹介します。

キャリアアップに役立てる

終活アドバイザー資格は、キャリアアップに役立てられます

特に高齢者と接する機会の多い職種は、終活アドバイザー資格があればより深く高齢者の悩みに寄り添えます。

高齢者にとって本当に必要なアドバイスもできるようになるので、他の職員よりも信頼されるようになるでしょう。

看護や介護、保険や葬儀関連業などの人は仕事に大いに役立てられる資格です。

独立開業をめざす

資格を取得して独立開業をめざすのも良いでしょう。

近年は少子高齢社会と言われているので、終活に悩む高齢者も多いです。

そのため、独立開業すれば大きなビジネスチャンスを掴める可能性もあります。

知識を活かしてエンディングノートを作成したり、講座を広く開催したりなどやりようはいくらでもあるでしょう。

いきなりの独立が怖い場合は、資格を活かして葬儀社や介護業界などで経験を積むのもおすすめです。

周りの人の終活に役立てる

資格はキャリアに役立てるだけのものではありません。

そのため、周りの人の終活アドバイスに役立てるのもおすすめです。

自分の親や親戚などに終活のアドバイスをしておけば、自分自身もいざというときにスムーズに手続きを進められます。

終活は多くの人にとって必要な作業なので、資格が無駄になることはありません

終活アドバイザー以外の終活資格は?終活カウンセラーとの違い

終活の資格には、終活アドバイザー以外の資格も存在します。

ここでは終活アドバイザー以外の終活関連資格を解説します。

終活カウンセラー

終活カウンセラーとはどんな仕事?
引用元:終活カウンセラー
資格名終活ガイド
取得方法レベルに合った講座を受講して資格試験に合格する
費用150,000円~300,000円

終活カウンセラーは、一般社団法人終活カウンセラー協会が認定している民間資格です。

終活アドバイザーと同様に、資格取得することで終活に関するアドバイスを行ったり、手続きの手助けを行えたりする資格です。

資格はレベルが3つにわかれており、スモールステップで終活についての理解を深めていけます。

資格の種類内容
2級カウンセラー自分自身の終活を問題なく進めていけるレベル
1級カウンセラー自分以外の終活についてケースに合わせて必要なアドバイスができる
終活カウンセラー協会認定講師終活カウンセラーを育成するための講義やエンディングノートの書き方講座などより深い終活のアドバイスができる

上記のように順々にレベルアップしていけるので、一気に詰め込むよりも学習を進めやすいです。

終活カウンセラー協会認定講師になれれば、後進の育成なども行えるのでより深く終活について学べます。

終活カウンセラーについては、下記記事でも解説しているので参考にしてください。

終活ガイド

引用元:終活ガイド
資格名終活ガイド
取得方法レベルに合った講座を取得して資格試験に合格する
費用無料~50,000円

終活ガイドは一般社団法人終活協議会が認定している民間資格で、理解度に合わせて3つのレベルが用意されています。

資格の種類内容
終活ガイド3級無料で学べる入門資格。終活の基礎を学べる。
終活ガイド2級終活についての基礎基本をマスターして自分の終活を行うだけでなく、周りの人の終活についても相談に乗ることができる
終活ガイド1級相続も含めたあらゆる終活の悩みに対応できるスペシャリスト。資格取得後は公認の講師として登壇も可能。

最終的には終活カウンセラーと同様に、終活の講師として登壇も可能です。

段階的に知識を身につけられ、3級は無料で受けられるので費用面でも取り組みやすいでしょう。

終活ガイドの詳しい説明は、下記でもしているので参考にしてください。

終活ライフケアプランナー

引用元:終活ライフケアプランナー
資格名終活ケアプランナー
取得方法キャリコレで講座を取得講座受講後に資格試験に合格
費用・受講料:39,700円
・受験料:5,600円

終活ライフケアプランナーは、資格のキャリコレの講座を受講して取得できる民間資格です。

3ヶ月間講座を受講して、資格試験に合格することで取得できます。

終活カウンセラーのように独自の協会があるわけでないので、資格取得後に協会からのバックアップを受けられるわけではありません。

しかし、その分入会金や年会費がかからないので、金銭的は取得しやすい資格と言えるでしょう。

講座受講料も2万6,200とお手軽な値段設定になっています。

終活アドバイザーの資格取得がおすすめな人

終活アドバイザーの資格取得がおすすめな人

終活アドバイザーの資格取得がおすすめな人は以下の通りです。

高齢者に関わる機会が多い

高齢者に関わる機会が多い人は、終活アドバイザーの資格を存分に活かせるでしょう。

終活に関して「どうすればよいかわからない」と考えている高齢者は多いです。

実際に高齢者と関わる機会が多い人が資格取得をすることで、このような悩みに深く寄り添うことができます。

高齢者からの信頼も得られるので、高齢者と関わる仕事の人はキャリアにおいても大いに役立てられるでしょう。

人と関わり支援することが好き

人と関わり支援することが好きな人も終活アドバイザーの資格取得に向いています。

終活アドバイザーは相手の人生の最後をより良いものにするために、具体的なアドバイスができるようになる資格です。

元来よりホスピタリティに溢れる人には最適な資格と言えるでしょう。

あなたの知識によって高齢者が納得のいく最後を迎えられ、人生に満足した姿を見られるのは終活アドバイザーならではの魅力です。

終活資格をすぐに取得したい

終活アドバイザーは資格をすぐに取得したい人にもおすすめです。

終活系の資格にはレベルごとに階級がわかれているものもあるため、全ての資格取得には膨大な時間がかかります。

しかし終活アドバイザーはレベル分けされていないので、一気に学習を進めて資格取得が可能です。

すぐにでも終活について学び資格を取得したい人は、終活アドバイザーに挑戦しましょう。

終活アドバイザー資格を通してより高齢者に寄り添おう

終活アドバイザー資格は、高齢者の終活をサポートできる人気の資格です。

取得することでキャリアに活かせたり、身近な人の終活を手伝えたりメリットが多いです。

レベルごとに講座がわかれていることもないので、これから終活を学びたい人でも挑戦しやすいでしょう。

終活アドバイザー資格を取得して、多くの高齢者が満足した最後を迎えるためのお手伝いができるようになりますよ。

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