子育ては難しくもあり、楽しいもの。
毎日子どもの健康や生活、将来のために必死に努力をされている人も多いでしょう。
しかし、子どもとの関係性が上手くいかなくなった際に、ふと「子育てに失敗した」と思ってしまうこともあります。
結論、子育てに失敗はありません。
この記事では「子育てに失敗した」と思ってしまうパターンや、思った時に向き合う方法を紹介します。
子育てに悩んだ際の参考となる記事になっているので、ぜひ一読ください。

子育ては苦しい時間もありますが、楽しく幸せな瞬間もあります。
特に反抗期を乗り越えて立派に育った姿を見た際には、親として誇らしい気持ちにもなるものです。
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子育てに失敗したと思う瞬間は?

子育てをする中で、「失敗した」と思ってしまう瞬間には以下のケースがあげられます。
親の言うことを聞かず反抗するとき
子どもが親の言うことを聞かず反抗してきた際には、子育てに失敗したと感じてしまうものです。
小さい頃は素直に言うことを聞く子であった場合は、親としてのショックも大きいでしょう。
「自分が甘やかしすぎたのか」「もっと厳しく育てた方がよかったのか」と悩んでしまうこともあります。
何事においてもやる気がないとき
子どもが何事においてもやる気がない姿を見た際も、子育てを失敗したと思ってしまうものです。
親であれば思春期を迎えた際には勉強や部活、友達付き合いや恋愛などに前向きになってほしい気持ちはありますよね。
しかし、部活も特にやろうともせず、かといって勉強も特にしていない姿を見ると「この子は将来大丈夫なのかな」と不安になってしまいます。
友達や恋人など、人間関係も上手くいっていない様子を見ると心配になるもの無理はありません。
自主性がないとき
自分の将来や未来について、自主的に考える姿勢がないときも子育てを失敗したと感じてしまうでしょう。
特に高校生や大学生など、自分の将来が身近に迫っているときに「特にやりたいことがない」という姿勢では、親として不安にもなります。
「このままニートになったらどうしよう…。」と将来を危惧してしまうこともあります。
引きこもりや暴力など社会的な行動がとれないとき
引きこもりや暴力などが頻発し、社会的な行動がとれないときは子育てに失敗したと思ってしまうものです。
親に暴力をふるう子は最近少なくなりましたが、特に多い傾向にあるのが引きこもりや不登校といった事例。
通常通りに学校に行く、外に出るといった社会的行動が急にできなくなってしまうので、不安になってしまう親御さんも多いです。
子育てに失敗したと感じた際に試してほしいこと

子育てに失敗したと感じた際には、以下のことを実践してみましょう。
自分の中に虚栄心や完璧主義はなかったか確かめる
結論、子育てに失敗や成功はありません。
ただあるのは、子どもの状態に対して「失敗」や「成功」と親自身が判断しているだけです。
子どもに対して「自分の子どもはこうあるべきだ」「自分よりも優れた人間になってほしい」など、親の固定観念に縛られると子どもは疲れてしまいます。
子どもに対して自分が勝手に理想を抱き、勝手に裏切られた気持ちになっていないでしょうか。
一度自分の中の完璧主義を取り外し、その子本来の人格を見つめてあげましょう。
また周りからの評価を気にしている場合は、自分自身の子を見つめてあげることが大切です。
虚栄心も取り外して、失敗しても決して責めない姿勢を大切にしましょう。
子どもへの愛は条件付きではなかったか思い返す
やる気が出ない子や自主性がない子は、条件付きの愛情しかもらっていなかった可能性もあります。
「勉強ができたらほめてもらえた」「運動会で3位だったらあきれられた」
このように特定の条件でのみ褒められたり、認められたりした子どもは、自分のことも条件付きで判断するようになります。
トライ&エラーを繰り返すことではなく、結果にしか興味がなくなってしまうので「自分はこの程度だから努力しても無駄」と考えるようになるのです。
まずは無条件で子どもの存在を認めてあげることで、子どもは挑戦して失敗しても自分は認められる存在なんだと前向きに物事を捉えられます。
まずは子どもを無条件で愛してあげてください。
子どもの良いところに気付く
子どもの良いところに気付くのも大切な行動です。
「子育てに失敗した」と嘆く親御さんに多いのが、親御さん自身が子どもの悪い面にしかフォーカスしていないというケース。
実際は良い面も沢山あるのに、親自身が「あれもできない」「これもできない」と考えてしまっている場合も考えられます。
そのような考えが態度にも出てしまうと子どもは「自分は何もできない人間なのか」と自尊心を大きく傷つける結果になってしまうでしょう。
過干渉になっていないかセルフチェックする
子育てに失敗したと考えた際には、自分が子どもに対して過干渉でなかったかを確認しましょう。
過干渉に育てられた子どもは「どうせ自分では何もできない」と考える癖がついてしまいます。
子どもが何かをやりたい、挑戦したいと言ったときに理由をつけてやめさせてはいませんでしたか?
逆に自分がやらせたいと思ったことを子どもにさせていませんでしたか?
自己実現をする機会を与えられずに育った子どもは、急に自分の将来を自分で決めろと言われてもできないものです。
過干渉になっていた場合は、それを素直に認めて謝り、子どもの自主性に対して一緒に前向きに取り組んでみましょう。
兄弟との比較は絶対にNG
子育てに失敗したと思った際に、本人の前で他の兄弟と比較することは絶対にNGです。
問題行動があるお子さんの場合は、特に自尊心が育っていない状態なためさらなる自信喪失を招くことに繋がります。
兄弟は兄弟、その子はその子としっかりと割り切って見てあげましょう。
子どもの成長曲線は必ずしも一定ではありません。
その子にはその子なりのペースがあることを理解してあげることが大切です。
感情的になったら子どもは二度と心を開かないと考える
子どもにどんなに腹立たしくても、感情的になってはいけません。
特に親に自分を見せなかったり、やる気の出ていなかったりする子は親が感情的になればなるほど、心の距離が開いていきます。
心の奥底で「そうやって自分の思い通りにならないと怒ることにうんざりしているんだよ」と思っている可能性もあるからです。
感情はグッと押し殺して、相手が何を求めているのかをじっくりと観察することが大切です。
一人で抱え込まないことも大切
子育てに悩んでいる場合は、一人で抱え込まないことも大切です。
近くの友人や家族などにも相談することで、自分を客観的に判断できます。
周りの近しい人から見ても、おかしいと感じる部分があるのであれば素直に聞き入れて親自身も改善に努めましょう。
外部の教育機関を利用するのもおすすめ
あまりにも思いつめてしまっている場合は、外部の教育機関を利用するのもおすすめです。
親子関係がうまくいかなくなる原因としてよくあげられるのが、勉強を過剰に押し付けてしまうことです。
特に近年は英語教育を熱心に行っている親御さんも多く、アプリをやらせてみたり、英語教材を買ってきては使わせてみたりなど、あの手この手で英語に興味を持たせようとしている人も多いでしょう。
しかし、親の考えとは裏腹に英語に全く興味を示さないこともしばしば。
子どもが思ったように勉強しないことで感情的になり、余計、子どもとの関係悪化になることもあります。
そんなときは教育のプロに任せてしまうのがおすすめです。
下記記事では子どもや小学生向けの英会話スクールを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
子育てに失敗はない!向き合い方を考えよう
子育てをしていると、失敗したと思うこともあるでしょう。
しかし、子育てに失敗はありません。
子どもはその子ながらに精一杯生きているものです。
そんな毎日を過ごしているのに、いきなり親から失敗したなんて言われたら当然ショックですよね。
今目の前にいる子をまずは全肯定してあげて、向き合い方を考えてみましょう。
親が変われば子どもも変わります。
いつか失敗したと思った経験も良い思い出にすることができるでしょう。
ぜひメッセージバンクも利用しながら、子育てに前向きに取り組んでみてくださいね。