60代で終活を始めてみよう!進め方のポイントやメリットを解説

終活

「60代の終活でどうやればいいの?」「60代から終活するメリットは?」

こんな悩みを抱えていませんか?

60代は定年退職もまじかに迫り、そろそろ第二の人生を意識し始めるころですよね。

自分の今後の人生を考えた際に、終活しておいた方が良いのかなと悩む人も多いでしょう。

この記事では、そんな60代の人に向けて終活の進め方やポイントを解説しています。

やることリストを参考にして、ぜひ終活を進めてみてくださいね。

60代で終活を始める際に考えるべきこと

60代で終活を始める際に考えるべきこと

60代で終活を始める際は、以下の2点について考えておきましょう

パートナーがいる場合は取り組むのがおすすめ

60代で終活する際は、配偶者などパートナーと一緒に取り組むのがおすすめです。

終活では葬儀や介護など、パートナーにも大きく関わる事柄について意思を固めていきます。

そのため自分の意思だけで終活を進めてしまうと、パートナーの気持ちを無視してしまう可能性もあるため注意しましょう。

ただし、医療や介護に対する気持ちは個人により違いがあるので、それぞれの意思を尊重しながら決めていくことが大切です。

残される家族のことを考えながら進める

終活は残される家族のことも考えながら進めていきましょう

例えば、以下のような情報が事前にわかるようにしておくと、万が一の際に家族も手続きを進めやすくなります。

  • 訃報を知らせる友人の連絡リスト
  • 葬儀の意向(生前葬儀を予約している場合はその旨)
  • 遺品に対する意向
  • 遺書の保管場所
  • 利用しているサブスクリプションサービスやログインID


上記の事柄についてあらかじめエンディングノートにまとめて保管しておくのがおすすめです。

60代の終活のやることリスト

60代の終活のやることリスト

60代の終活でのやることリストをまとめましたので、参考にしてください。

終活には「これをやなければいけない」という決まりはありませんが、以下を行っておけば問題ないでしょう。

エンディングノートを作成する

まずはエンディングノートを作成することから始めてみるのがおすすめです。

エンディングノートとは、自分の最期に向けて医療や介護の意向や、家族へのメッセージを書き留めておくノートです。

書くべきことに特別な決まりはありませんが、以下の事柄についてまとめておくと後々家族が確認してスムーズに手続きを進めてくれるでしょう。

  • 自分のプロフィールや基本情報
  • 預貯金や不動産・借金などの財産や負債
  • 遺言書の保管場所
  • 医療や介護に対する意向
  • 葬儀やお墓の意向
  • パソコンやSNSなどの暗証番号
  • ペットへの対応
  • 自分の人生の振り返り
  • 未来にやり残したこと・挑戦したいこと
  • 訃報を知らせる友人リストやメッセージ
  • 大切な家族への想いやメッセージ

具体的な書き方については、下記記事でもまとめているので参考にしてくださいね。

エンディングノートはメッセージバンクを使って作ろう

エンディングノートはメッセージバンクを使って作ろう

エンディングノートを作成する際は、弊社のメッセージバンクの利用がおすすめです。

エンディングノートを作成したときの大きなデメリットに、家族に発見してもらえない可能性がある点があげられます。

せっかく作成したエンディングノートでも、いざというときに家族の手に渡らなければ意味がないですよね。

メッセージバンクでは設定した日付に合わせて、エンディングノートを家族に送信できるサービスです。

家族の連絡先と送信する日付を決めたうえでエンディングノートを作成できるので、確実に自分の意思を伝えることができます

エンディングノート以外にも、動画ファイルなども預けて送信できるので自分が亡くなりそうなタイミングで家族へのメッセージビデオを送信するといった使い方も可能です。

送信時間は10年後などの遠い未来も設定できるので、必要な連絡を確実に届けるだけでなく時空を超えたサプライズプレゼントも用意できますよ

気になる人は、下記ボタンより詳しい説明を見てみてくださいね。

医療や介護の意向を伝えておく

医療や介護の意向を家族に伝えておきましょう

例えば、病気の際の延命措置などは前もって決めておかなければ、いざというときに家族に大きな決断を迫ることになりかねません。

あらかじめ自分の意向を固めて伝えておくことで、家族の精神的な負担を軽くできます

また介護についても自宅で介護をお願いしたいのか、施設に入るのか自分で選択しておきましょう。

年齢が上がるにつれて認知症などを発症すると自己判断もできなくなります。

前もって自分の最期の場所を決めておくことで納得した人生を送れますよ。

葬儀やお墓について考える

葬儀やお墓についても考えておきましょう

近年は埋葬方法や葬儀のスタイルも個人によって様々です。

あらかじめ決めておけば大好きな音楽とともに送り出してもらう音楽葬や樹木の根元や海に散骨する自然葬など、自分に合った方法で見送ってもらうこともできます。

ただし葬儀やお墓は家族にも関わる話なので、自分で決断せずに前もって話し合っておくようにしましょう。

断捨離をして遺品整理の負担を減らす

終活において断捨離することも大切です。

あらかじめ断捨離をしておくことで、家族の遺品整理の負担を減らせます。

故人の家にモノが溢れている場合は、家族だけでは行なえず業者を利用する必要も出てくるので想像以上に費用や時間がかかるケースもあるでしょう。

特に家族が遠方に住んでいる場合には、わざわざ休日などに来て作業を進めなければいけないので大きな負担になります

あらかじめ断捨離を進めて身軽な状態で過ごせれば、遺族の遺品整理にかかる手間も減らせます。

財産や資産の状況を確認する

60代の終活においては、財産や資産状況の確認も大切です。

60代ともなれば遺産相続に対して、真剣に考えなければいけない年でもあります。

まずは自分が今どれくらいの資産を持っているのかを把握して、遺産相続に備えましょう。

また財産や資産を確認する際には、利用していない金融機関は解約するのがおすすめです。

遺族が遺産相続を行う際は、故人が利用していた金融機関をすべて探し出さなければいけません。

たとえ口座残高が0円だったとしても、遺族はすべての財産を把握しなけれいけないので利用している融機関が多ければ多いほど手間がかかります。

利用していない口座などがある場合は早めに解約しておくことで、遺産相続をシンプルに行うことができますよ。

遺書を作成しておく

相続できる財産がある場合は、遺書を作成しておくのがおすすめです。

遺書を作成しない場合は、遺族が自分たちで遺産分割協議を実施して財産分与を決めなければいけません。

場合によっては遺産相続争いなどに発展するケースもあるので、遺書を残して確実にあなたの意向に沿った遺産相続が進められるように準備しましょう。

遺産相続の意向はエンディングノートに記載することも可能ですが、エンディングノートには法的拘束力がありません

最も安全に遺産相続を行いたい場合は、遺書を残すことをおすすめします。

おひとりさまの場合はサービスの利用を検討する

独身やおひとりさまの60代の場合は、保証人サービスや後見人契約などを結ぶことを検討しましょう。

具体的には以下のサービスや契約の利用がおすすめです。

契約名内容
死後事務委任亡くなった際の葬儀や死亡届などの各種手続きを依頼できる制度。
納骨や供養なども代理人が行ってくれる。
生前事務委任財産の管理や日常生活の支援など存命中の支援を代行する制度。
病気などで判断力や体力が衰えた際に出来ない事務手続きを代行してくれる。
銀行口座や郵便物の管理、老人ホーム入居の身元保証人などを行う人を選ぶ。
生前委任の場合は公正証書などは不要。
任意後見契約認知症などで日常生活を送れない際に、第三者に様々な手続きを代行してもらう契約。
財産管理や病院との契約などを管理する。
見回りサービス孤独死を防ぐために定期的に見回りを実施してくれるサービス。
乳製品の配達などをしながら安否確認を行ってくれるサービスもある。
身元保証人サービス病院への入院や施設の入所などの際に家族に代わって身元保証人になってくれるサービス。
終活に関するアドバイスも実施してくれるケースも多い。

上記のようなサービスを上手に活用して、安心して老後を過ごしましょう

おひとりさまの終活に関しては、下記記事でも解説しているので参考にしてくださいね。

60歳で終活を始めるメリット

60歳で終活を始めるメリット

60歳から終活を始めることはメリットが多いです。

メリットを理解してから終活を始めることで、モチベーション高く進められるでしょう。

体力があるうちから始められる

まず体力があるうちから始められるメリットがあります。

60代はまだまだ身体が健康な人が多く、断捨離などの体力が必要な事柄にも対応できます。

判断力もまだまだ衰えていないので、財産分与や病気・介護などの重要な意思決定も問題なく行なえるでしょう。

体力や気力、判断力が衰えてからでは遅いので、今のうちから終活を進めておくのがおすすめです。

残される家族の負担軽減ができる

残される家族への負担軽減が出来る点もメリットです。

60歳ともなれば家族の遺品整理や各種手続き等を経験したことがある人も多いでしょう。

人が亡くなった際は、意外にもやることが多いものです。

場合によっては「故人の付き合いのある人の連絡先がわからない」「利用している金融機関がわからず財産分与が進まない」といったトラブルも発生します。

事前に終活を通してこれらの情報をまとめておけば、遺族は粛々と手続きを進めていけ、あなたにも心から感謝するでしょう。

老後への不安を軽減できる

60代ともなると目前に迫る老後に漠然とした不安を抱える人も多いでしょう。

物事に対する備えが出来ていないと人は不安を抱えてしまうものです。

介護や病気への備えや気持ちを固めておくことで老後への不安を軽やかにし、前向きな日々を送れるようになります。

断捨離で荷物が減り身軽になる

終活の断捨離を通じて、荷物がなくなることで気持ち的にも身軽になれるでしょう。

自分にとって必要なものにだけ囲まれて過ごせるので、探し物の手間が省けたり、モノから受ける圧迫感から解放されたりする感覚を持つ人も多いです。

大型の家具などを断捨離しておけば、災害時の転倒を予防できるなど身の安全も確保できます。

60代の終活でよくある質問

60代の終活でよくある質問

最後に60代の終活でよくある質問を紹介します。

Q
終活で人間関係も整理したいが年賀状などは送らなくて大丈夫?
A

終活で人間関係を整理し、年賀状などから解放されたい場合は送らないという方法以外に年賀状じまいする方法もあります

来年の年賀状に今年で送るのを最後にする旨を記載して、年賀状のやり取りを終わらせることも可能です。

Q
60代で終活で老後を考えた時に無趣味なことに気が付いて不安
A

現状、無趣味で不安という人は死ぬまでにやりたいことリストを作成してみましょう。

死ぬまでにやりたいことリストでは、自由な発想の元、自分がやりたいと思うことを書き出していきます。

可能か不可能かを度外視して考えていくので、自分のやりたいことも見つけられるでしょう。

具体的には下記記事でも解説しているので、参考にしてくださいね。

内部リンク

Q
60代で断捨離する際に写真はどう処分する?
A

断捨離の際に処分に困る写真は、データ化して保存して置くのがおすすめです。

近年では写真屋さんに依頼することで、大量の写真を1枚のCDに焼いてくれるサービスもあります。

アルバムは大きく重たいので、データ化して保存するのがおすすめです。

Q
60歳からの持たない暮らしを実現するには?
A

60歳からの持たない暮らしを実現するには、精神的に充実することが大切です。

自分の中にある寂しさや欲求をモノで埋めようとするのではなく、旅行に出かけたり配偶者と同じ趣味を楽しんだりして心の充実を目指しましょう

断捨離をした際の爽快感を知ることができれば、モノに縛られない生き方を実感できますよ。

60代から終活して前向きに老後を過ごそう

今回は60代の終活について解説しました。

60代は気力も体力もまだまだあるので、終活を始めるのにおすすめの時期です。

家族のためにも終活をはじめて、すっきりした気持ちで老後を迎えましょう。

また弊社のサービス『メッセージバンク」』は、作成したエンディングノートや家族へのメッセージを時間を設定して送信できるサービス

あなたの死後にもメッセージを送れるように設定できるので、未来永劫家族に寄り添うこともできます。

下記ボタンより詳しい説明を見て、ぜひ利用してみてくださいね。

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