「自分の葬式で曲ってかけられる?」「どんな曲をかけたらいいかな?」
こんな悩みを抱えていませんか?
この記事では、葬儀でかけたいおすすめの曲を19選紹介します。
クラシックや往年の名曲、洋楽やJPopなども紹介しているので参考にしてください。
音楽葬を行う際の注意点も解説しているので、音楽葬のやり方を確認することもできますよ。
音楽葬とは自分の好きな曲を流して葬儀を行うこと
音楽葬とは、葬儀中に自分の好きな曲を流して葬儀を行うことです。
主に以下のタイミングに合わせて、自分の好きな曲をかけてもらい音楽と共に見送ってもらいます。
- 葬儀の前
- 故人の経歴などを紹介するタイミング
- 弔辞・弔電を読む時
- 思い出の品などを棺に入れるとき
- 出棺のタイミング
上記の5つのタイミングで、故人の好きだった音楽や思い入れのある音楽をかけることができます。
ただし、詳しい楽曲をかけられるタイミングは葬儀屋によっても変わってくれるので気を付けましょう。
自分の葬儀にピッタリな曲・定番ソングを紹介
ここからは、実際に葬儀に合うピッタリな曲や定番ソングを紹介します。
ジャンルごとに紹介しているので参考にしてください。
【葬儀にかけたい曲】クラシックの定番曲
葬儀にかけたいクラシックの定番曲を紹介します。
クラシックは歌詞がないため、葬式の雰囲気を邪魔せず採用しやすいでしょう。
クラシック定番曲①モーツァルト「レクイエム」
葬儀に合うクラシックの定番曲と言えば、モーツァルトの「レクイエム」です。
モーツァルトが最後に作曲した曲で、レクイエムは日本語で鎮魂歌を意味します。
もしあなたがクラシック好きであれば、参列者の方々はレクイエムが流れるのも納得でしょう。
生前のあなたの姿を思い浮かべながら見送ってくれるはずです。
クラシック定番曲②ショパン「別れの曲」
ショパン作曲の「別れの曲」も葬儀にかけられるクラシック音楽の定番です。
静かなピアノの曲調なため、雰囲気を壊すこともなくあなたの最期のときをしっとりと彩ってくれるでしょう。
クラシック定番曲③パッヘルベル「カノン」
パッヘルベルのカノンは卒業式や結婚式といった新たなる門出の際に流される曲なので、死を悲しみだけでなく乗り越えていくものとする力強いメッセージを感じられます。
過度に暗い雰囲気にならず、かつお葬式の雰囲気も壊さないおすすめの一曲です。
クラシック定番曲④バッハ「G線上のアリア」
バッハ作曲の言わずと知れた名曲、「G線上のアリア」も葬儀の曲にピッタリです。
おだやかなメロディの中に哀愁を感じる旋律は、お葬式の雰囲気にもマッチするでしょう。
【葬儀にかけたい曲】往年の名曲
葬儀の際には、往年の名曲をかけるのもおすすめです。
クラシックとは違い味わい深い歌詞が参列者の心を癒し、あなたとの思い出に浸れる時間を演出してくれるでしょう。
往年の名曲①美空ひばり「川の流れのように」
永遠の歌姫、美空ひばりさんの川の流れのようには日本の歌百選にも選ばれる名曲中の名曲です。
川のながれのように続いていく人生を歌ったこの曲はお葬式を彩る一曲としてもピッタリでしょう。
参列者が川が流れていくように過ぎ去ったあなたとの思い出に想いを馳せる時間となるでしょう。
往年の名曲②中島みゆき「時代」
中島みゆきさんの時代も定番曲としておすすめです。
社会は子どもが大人になり、大人が老人となり亡くなっていくことで時代を繰り返し成長していくものです。
あなたの死を次の世代へのバトンタッチというメッセージを込めることができるでしょう。
時代が流れることでまた別の時勢にあなたと会えるという前向きメッセージも込められています。
往年の名曲③秋川雅史「千の風になって」
秋川雅史さんの名曲「千の風になって」もおすすめです。
アメリカ発祥の詩である「Do not stand by my grave and weep」を元に作曲家「新井満」さんが作曲した名曲です。
今生の別れになったとしてもいついかなるときも風となりあなたのそばにいつもいるという優しくも力強いメッセージが込められています。
死を前向きに捉えていこうという想いが込められた名曲として葬儀に彩を添えてくれるでしょう。
往年の名曲④久石譲「おくりびと」
ジブリのテーマ曲などで作曲でおなじみの久石譲さんの「おくりびと」もおすすめです。
2008年に公開された映画「おくりびと」でも流れた曲であり、故人を偲ぶ想いを感じさせながらどこか温かみを感じる旋律が特徴です。
歌詞はありませんがゆったりとした曲調が参列者にあなたとの最後のおだやかな時間を演出してくれるでしょう。
往年の名曲⑤木村弓「いつも何度でも」
映画「千と千尋の神隠し」で一躍有名となった木村弓さんの「いつも何度でも」は、前向きに死を乗り越えていこうと感じさせてくれる名曲です。
どんなことがあってもいつも何度でも立ち上がっていこうという勇気を与えてくれます。
歌詞の中にある「粉々に砕かれた鏡の上にも新しい景色は写される」は、あなたの死で深い悲しみを負った心でもまた素晴らしい景色を見られるというメッセージを伝えられます。
悲しみから立ち上がり前を向かせてくれる名曲の中であなたを見送ることで、参列者のこれからの生を応援できるでしょう。
【葬儀にかけたい曲】洋楽の泣ける曲
洋楽好きな方の場合は、海外の楽曲をかけるのも良いでしょう。
ここでは葬儀にかけたい洋楽の泣ける曲を紹介します。
洋楽の泣ける曲①Amazing Grace
言わずと知れたジョン・ニュートン作詞の讃美歌「Amazing Grace」は、葬儀に合う曲としておすすめです。
讃美歌は神への恵みを称える曲なので、あなたの人生を歩ませてくれたことやあなたの人生を共に歩んでくれた方々に感謝の気持ちを伝えることができるでしょう。
洋楽の泣ける曲②Beatles「Let It Be」
世界的なロックバンドBeatlesの「Let It Be」も外せません。
あなたがバンド好きで洋楽好きであれば、まず候補に入ってくるでしょう。
あるがままに生きていこうという前向きなメッセージも込められてくれるので、あなたの死を乗り越えるきっかけを与えられるはずです。
洋楽の泣ける曲③エリック・クラプトン「Tears In Heaven」
エリック・クラプトンの「Tears In Heaven」は、当時4歳だった息子を事故で亡くしてしまった際に作曲されました。
天国での再会の祈りをおだやかなメロディに乗せている名曲です。
【葬儀にかけたい曲】Jポップ・Jロックの名曲
比較的若い年齢層の方なら、JポップやJロックの名曲も候補に入ってくるでしょう。
ここでは葬儀にかけたいJポップ・Jロックの名曲を紹介します。
Jポップ・Jロックの名曲①Mr.children「花の匂い」
Mr.childrenの「花の匂い」は、2008年に公開された映画「私は貝になりたい」の主題歌です。
MVにも表現されているとおり、命の尊さやはかなさが表現された一曲です。
伝えきれない愛の言葉や感謝の言葉をあなたからのメッセージとして伝えることができるでしょう。
Jポップ・Jロックの名曲②いきものがかり「ありがとう」
女性ボーカルを中心とした三人組ユニットいきものがかりの「ありがとう」も、お葬式に合う定番曲と言えるでしょう。
タイトルのとおり、あなたに関わってくれたすべての人へ感謝の想いを伝えることができます。
曲調もおだやかではありつつも明るさも持ち合わせているのでお葬式を明るい雰囲気にしたい方には特におすすめです。
Jポップ・Jロックの名曲③MISIA「逢いたくていま」
出会いと別れの悲しさを歌ったMISIAさんのナンバー「逢いたくていま」もおすすめです。
あなたとの出会いや過ごしてきた日々を思い出し、お葬式を叙情的に彩ってくれるでしょう。
あなたを思って泣いてくれる人がいる事実を感じられる一曲です。
Jポップ・Jロックの名曲④suprefly「愛をこめて花束を」
お祝いソングとしても使われるsuperflyさんの「愛をこめて花束を」も、参列者に前向きなメッセージを届けられるでしょう。
あなたからお世話になった人たちに愛を送る、そんなメッセージが込められています。
あなたからの感謝を曲に乗せて伝えることで、遺された人たちの人生を前向きにしてあげることもできるでしょう。
Jポップ・Jロックの名曲⑤夏川りみ「涙そうそう」
昔のあの人を思い出すノスタルジックな想いを歌った夏川りみさんの「涙そうそう」もピッタリでしょう。
あなたと過ごした彩りある日々を思い出す素敵な時間になること間違いありません。
Jポップ・Jロックの名曲⑥コブクロ「蕾」「ここにしか咲かない花」
コブクロさんは数々の名曲を生み出しているアーティストで、葬式にピッタリな曲も多いです。
その中で特におすすめの曲は「蕾」と「ここにしか咲かない花」です。
どちらもしっとりとしたナンバーで葬式の雰囲気を壊すことがなく、「自分の死で枯れることなく自分の花を咲かせてほしい」という前向きなメッセージを伝えられます。
遺された人たちを勇気づけられるナンバーとなっているので、お葬式があなたの死を乗り越えるきっかけになるでしょう。
自分の葬式でかけたい曲の依頼方法は?
自分の葬式でかけたい曲がある場合は、当然ながら事前に家族や葬儀屋に依頼しておく必要があります。
ただし葬儀屋によっては厳粛な雰囲気で葬儀を執り行う場合やそもそも音響設備がない場合もあるため、事前に音楽葬が可能な葬儀屋を探しておきましょう。
また家族や友人に対しても、前もってかけてほしい曲のリストとCDを渡しておくのが確実です。
楽器が弾ける友人がいる場合は、葬儀屋によっては生演奏もOKな場所もあるので探してみるのもおすすめです。
葬儀でかけたい曲を家族や友人に伝えるならメッセージバンクを利用しよう
葬儀でかけたい曲がある場合は、事前に家族や友人に伝えることが必要です。
しかしいきなり家族や友人に「自分が死んだときはこの曲をかけてほしい」と自分の死に関する話をしたら驚かれてしまうかもしれません。
また口頭で伝える場合は相手に忘れられてしまうリスクもあります。
確実に自分の葬儀の意向を伝えるのであれば、弊社サービス「メッセージバンク」の利用がおすすめです。
メッセージバンクはあらかじめ伝言やメッセージを預けておき、設定した日時に合わせて友人や家族に送信できるサービス。
エンディングノートとして使うこともできるので、葬儀の意向だけでなく遺産相続の伝言やお別れのメッセージなども預けておけます。
例えば事前にビデオメッセージを遺しておき、葬式で流してほしい旨の伝言を預けておけば参列者に向けたメッセージを確実に家族に届けられます。
自分の最期となる葬儀をより良いものにもできるので、気になる方は下記より詳しい説明を見てみてください。
葬儀でかけたい曲を依頼する際は著作権に注意
葬儀でかけたい曲を依頼する際は、著作権に注意が必要です。
楽曲を流す際は基本的に「日本音楽著作権協会(JACRAC)」の許諾が必要となり、無許可のまま演奏や音源を流すと葬儀社側が著作権侵害となります。
音楽葬を行う際は葬儀屋からも著作権にかかわる説明はあると思いますが、念の為自分からも問い合わせておきましょう。
葬儀でかけたい曲を選ぶ際のよくある質問
最後に葬儀でかけたい曲を選ぶ際に、よくある質問に回答します。
参考にして自分の思い通りの葬式を作り上げていきましょう。
- Qどうしてもかけたい曲があるが雰囲気が壊れそうで心配
- A
自分の葬儀の際にどうしてもかけたい曲がある場合、雰囲気などを気にせずかけて問題ありません。
葬儀はあなたを弔うために行う儀式なので、あなたが好きな曲でいっぱいにすることも可能です。
実際に芸能人では石原裕次郎さんや桑名正博さんなどは、自分の好きな曲を好きな形でかけています。
石原裕次郎さんであれば自身のヒット曲「夜霧よ今夜もありがとう」をかけたり、桑名正博さんであれば自分の曲を長男や妹が熱唱したりといった葬儀を行っています。
自分が好きだと思える曲を流して良いので、アニソンやロックなどでも問題ありません。
- Q音楽葬の費用は?
- A
音楽葬の費用は、概ね40万~100万円程です。
しかし葬儀の規模や音楽のかけ方などで金額は大きく変動します。
例えばプロの演奏家を呼んで曲を演奏してもらうなどでは、大幅に費用がかさむこともあります。
葬式にかけたい曲はなんでもいい!自分の好きな曲でお別れしよう
今回は葬式にかけたい曲を紹介しましたが、結論自分の好きな曲をかけて問題ありません。
自分の思い出の曲や伝えたいメッセージが込められた曲などを自由に選んでみましょう。
自分の葬儀の意向などはぜひ弊社のメッセージバンクを利用して、確実に家族や友人に伝えられるようにしておくのおすすめです。
動画メッセージなども預けて送信できるので、葬式の際に参列者にサプライズプレゼントを届けることもできますよ。