老後に向けて準備しようと考えると、様々な不安が出てくるものです。
しかし、いざ不安が出てきたとしても「どうやって解決したら良いかわからない」という人も多いでしょう。
そこでこの記事では、高齢者のよくある老後の不安とその解消方法を解説します。
具体的な解決策もわかる内容になっているので、ぜひ参考にしてください。
また、下記記事では実際に高齢者が困っていることをランキング形式で解説しています。
一読することで、老後のよくある不安を理解して事前に対策が取れるようになるでしょう。
老後不安になる事柄ランキング
まずは、老後に不安になる事柄をランキング形式で見ていきましょう。
下記は朝日新聞Reライフプロジェクトが対象者365人に対して行った、老後の不安に関するアンケート調査の結果です。
上記結果のとおり、最も不安なこととしてあげられているのは「自分が病気になる」の76％、次いで介護が必要になるの73％となっています。
また認知症を患うことも68％と多くの人があげていることから、老後の不安については病気や介護に関する物事が多いと言えるでしょう。
老後の不安を解消するのであれば終活がおすすめ
老後の不安を解消するのであれば、結論、終活をするのがおすすめです。
終活は自分の終わりのための活動として、自分にもしものことがあった際の準備をすることを指します。
エンディングノートを作成したり、遺産相続の準備をしたりしていざ自分に不幸が訪れても大丈夫なように備える活動です。
実際に終活をすることで「老後に関する不安が軽減された」という人も多くいます。
終活の詳しいやり方などは、下記記事で解説しているので参考にしてください。
老後のために今から終活を進めたいのであれば、メッセージバンクの利用がおすすめです。
メッセージバンクは事前にWeb上にメッセージを預けておき、任意のタイミングに送信できるサービス。
テキストや画像、動画などあらゆるデータを預けておけるので、以下のように利用すればエンディングノートとしても利用できます。
- 自分の医療や介護の意向を預けておき、自分の子どもに送信家族に対する感謝の手紙を音声や写真付きで送る
- 孫の10年後の成人式におめでとうのビデオレターを送る
上記のように預けたメッセージの送信日時は遠い先の未来にも設定できるので、時空を超えて家族に愛のあるメッセージを届けられます。
もしその時その場にあなたがこの世にいなくても、確実にあなたの思いを届けられるのです。
あなたが亡くなりそうなときに伝えたい事務連絡だけでなく、素敵なサプライズプレゼントも残せるメッセージバンク。
詳しく知りたい人は、ぜひ下記ボタンより説明を読んでみてくださいね。
老後の不安に関する対策方法
それでは具体的に老後の不安に関する対策方法を解説します。
病気に対して日頃の備えが重要
病気に対する不安は、何よりも日頃の備えが重要です。
日常的に運動や食事にも気を配り、健康的な日々を過ごすことが大切。
人との繋がりや趣味も続けることで、ストレスの少ない日々を過ごし心身も生き生きとした毎日を過ごしましょう。
また定期的に健康診断も受けて、病気の早期発見に努めることも◎
保険なども見直して、もしものときの金銭面の備えをしておくことも必要です。
介護に対しては老人ホームの利用も視野に
介護に関する不安は、老人ホームの利用も視野に入れましょう。
もしものときに備えてサービス付き高齢者向け住宅を今から探しておくのもおすすめです。
サービス付き高齢者向け住宅とは、身体機能が低下しても住みやすいバリアフリー構造になっていたり、安否確認や生活相談が受けられたりする住宅を指します。
掃除や買い物代行のサービスも利用できるので、安心して老後を過ごせるでしょう。
また現在は、夫婦で入れるマンションタイプの老人ホームもあるので、資金に余裕がある人は利用を検討するのもおすすめです。
認知症の備えとして任意後見人制度を押さえておく
認知症に対する不安が強い場合は、任意後見制度の利用も検討しましょう。
任意後見制度とは、本人が十分な判断能力があるうちにあらかじめ後見人を選定して、委任する事務などを公正証書に契約で定めておくことです。
実際に認知症が発生した際には、財産の管理や身上看護を任せられるので、いざという時でも安心です。
任意後見人制度は成年後見人と違って後見人を自分で選ぶことが出来るので、信頼のおける人に依頼することもできるメリットもあります。
収入や資産はファイナンシャルプランナーなどに相談を
収入や資産の不安はファイナンシャルプランナーに相談しましょう。
ファイナンシャルプランナーに相談することで、現状の家計の見直しや財産構築の計画などを今一度見直すことができます。
年齢にもよりますが、まだ50歳など働ける年齢であれば、NISAなどを利用して財産を築くことも難しくありません。
お金について不安があるのであれば、お金のプロに相談しましょう。
財産分与などは公正証書遺言を作成する
財産分与などに関する不安は、公正証書遺言の作成がおすすめです。
公正証書遺言とは公証人とともに作成される遺言書のことをさします。
遺言を作成したい人が口頭で遺言内容を伝えて、公証人が筆記して作成します。
公証人は多くの場合、弁護士など法のスペシャリストが担ってくれるので「本当に遺言通りに財産分与される？」と不安になっても安心です。
事前に財産分与について相談ができるうえ、実際に遺言通りに財産分与を行ってくれるよう執行者として依頼することもできます。
公正証書遺言は遺言を残すうえで確実性の高い方法なので、おすすめです。
老後の不安に関するよくある質問
最後に老後の不安に関するよくある質問を紹介します。
- Q老後が心配でお金が使えない
- A
老後が心配でお金が使えない場合は、老後にいくら必要なのか漠然とした不安を抱えているケースが多いです。
そのため、自分が本当にいくら必要なのかがわからずに、必要以上に不安を抱えているケースもあります。
あまりにもお金に不安がある場合は、一度ファイナンシャルプランナーなどお金のスペシャリストに相談するのがおすすめです。
相談したうえで、具体的に必要な金額がわかれば実際に使っても良いお金も明確になるでしょう。
- Q老後に賃貸が借りられるか不安
- A
老後は賃貸が借りにくいのは事実です。
しかし、現在の日本の人口動態は減少傾向にあります。
そのため、将来的に家や土地が余ると考えられるでしょう。
高齢者にも賃貸を貸さないと不動産会社も利益が得られないため、今後は高齢者でも借りやすい住宅が増えていくことが予想されます。
- Q独身で老後が不安で仕方ない
- A
独身の場合は老後が不安という人も多いでしょう。
そのような場合には、身元保証サービスの利用を検討するのがおすすめです。
身元保証サービスはひとり身の高齢者のために、入院や施設利用時に身元保証人になってくれるサービス。
見守りサービスや死後事務委任契約を依頼することもできるので、おひとりさまの高齢者にとって心強い味方になってくれるでしょう。
おすすめの身元保証サービスなどは、下記記事で解説しているのでぜひ参考にしてください。
老後の不安には今から備えておこう
老後の不安は誰しもが抱えるものです。
実際に老後が来た際に焦ってしまわないよう、今からでも備えておくことが大切です。
弊社サービスのメッセージバンクも利用しながら終活も進めて、いざというときに備えてくださいね。
