身元保証サービスの料金は50万円必要?実例を元に相場費用を紹介

終活

介護施設の入所や入院の際に家族に代わって身元保証人となってくれる身元保証人サービス。

単身世帯や夫婦のみ世帯の高齢者の方の中には利用を検討している方も多いでしょう。

しかし、いざ利用しようと思うと「実際にいくらかかるの?」「費用の相場を知りたい」と思うものですよね。

結論、身元保証サービスの費用は50万円程度と考えておくと良いでしょう。

ただし、利用する団体やサービスによっては相場よりも安く抑えることも可能です。

この記事では、各身元保証サービスの料金を紹介し、あなたにとって最適な身元保証サービスを紹介します。

保証内容や利用する流れを解説しているので、ぜひ参考にしてください。

おすすめの終活サービスをお探しの方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。

終活には「メッセージバンク」の利用もおすすめ
終活を通して家族や友人にプレゼントを遺すなら「メッセージバンク」の利用がおすすめ

自分の最期を想像すると、「お世話になったあの人に最期の思いを伝えたい」「愛している家族にメッセージを残したい」という思いも出てくるものです。

そんなときには、弊社サービスの「メッセージバンク」の利用がおすすめです。

メッセージバンクはあらかじめ伝えたい方の連絡先と内容を預けておき、送信したい時間を設定しておくことで確実にメッセージを届けられるサービスです。

あなたが亡くなりそうなタイミングで送信設定をしておけば、万が一不幸があったとしても時空を超えて必ず相手にメッセージを届けられます

預けられるファイルはテキストファイルだけでなく、音声や動画ファイルも可能なのでサプライズのビデオレターも送れますよ。

伝えきれなった感謝の思いを伝えられるサービスとなっているので、ぜひご利用ください。

エンディングノートとして利用することも可能なので、必要な事務連絡を伝えられます。

遺言書の有無や葬儀の意向、訃報を知らせる連絡リストなども遺族や友人に確実に届けられるので安心して最期を迎えられるでしょう。

気になる方はぜひ下記ボタンより詳しい説明を読んでみてくださいね

身元保証サービスの料金はサービスごとに分けられている

身元保証サービスの料金はサービスごとに分けられている

一口に身元保証サービスといっても、実際の料金はサービスごとに分けられていることが一般的です。

具体的には、以下のサービスごとに料金が設定されており、利用者が必要に応じて利用するサービスを決定します。

利用する法人によって名称こそ代わりますが、概ね上記5つの中から利用するサービスを選択してその合算が最終的な料金となるイメージです。

各種サービスの具体的な説明は、下記をご確認ください。

身元保証サービス|費用相場50万円

身元保証サービスは、施設の入所や入院の際に必要となる連帯保証人や身元引受人を代行してくれるサービスです。

頼れる家族や親族が近くにいない場合に、家族に代わってあなたの身元を保証してくれます。

また入所や入院時に必要な各種の手続きや対処時の原状回復、私物の回収・保管なども実施してくれるのでひとり身の高齢者には心強い存在でしょう。

費用相場は法人によって差がありますが、50万円程度が一般的です。

ただし私物の回収や保管など一部のサービスはオプション利用となり、別途費用がかかるケースもあります。

生活サポート|費用は利用頻度で変動

生活サポートは買い物や通院の付き添いや代行など、生活に欠かせない作業を支援員が代行してくれるサービスです。

警備会社や乳製品販売業者などと提携して定期的に安否確認を行ってくれる法人もあるので、利用すれば孤独死のリスクも下げられるでしょう。

24時間365日緊急駆けつけサービスが利用できる場合もあるので、深夜に急に助けが必要になった際なども安心です。

費用に関しては、多くの法人が利用する度に支払う都度払いを採用しています。

概ね平日の場合は1時間ごとに3,000円~4,000円程度が相場ですが、休日や深夜対応の際には別途料金が加算されます。

また駆けつけの際にかかった交通費なども別途請求となるので、把握しておきましょう。

葬儀・納骨・死後事務委任サポート|費用70万円程度

葬儀・納骨・死後事務委任サポートは、あなたに不幸が訪れた際の葬儀や納骨をサポートしてくれるサービスです。

亡くなった後の死亡届の提出や賃貸契約の解除、水道や電気などのライフラインの解約などの事務手続きも行ってくれます。

費用相場は概ね20万円程度ですが、葬儀の規模や納骨方法によっては料金が大きく変わるケースも多く一概にはいえません。

一般的なケースでは、葬儀は火葬のみで納骨は法人が管理する集合墓や永大供養の場合は相場程度の費用となるでしょう。

逆に盛大な葬儀を希望する場合や海上散骨や樹木葬などの納骨方法にこだわりがある場合は、別途費用がかかります。

また死後事務委任費用は50万円以上の費用がかかるケースも多く、死後事務までを任せるかどうかで最終的な料金に大きな違いが生まれます。

成年後見人・金銭管理サポート|費用20万円程度

成年後見人・金銭管理サポートは、認知症による判断低下に備えて成年後見制度の利用をサポートするサービスです。

成年後見制度とは、あなたに代わって銀行の手続きや生活に関わる契約手続き、財産や資産の管理を行う成年後見人を立てるための契約。

本来は家族や親族が成年後見人となることが一般的ですが、頼れる家族がいない場合は法人が成年後見人として財産管理などを行います。

成年後見サポートの費用相場は、契約だけで概ね20万円程度です。

しかし契約以外にも後見人としての業務に対しても報酬が設けられているので、月ごとに2万円~3万円の費用がかかるケースもあります。

遺言書作成サポート|費用70万円程度

身元保証サービスを提供する多くの法人では、遺言書作成に悩む高齢者のために遺言書作成サポートを実施しています。

提携している弁護士や司法書士とともに遺言書や公正証書を作成できるので、法的に意味のある遺言書を確実に遺すことが可能です。

また保管や執行も士業の方々が代行してくれるので、相続争いに発展することもなく、安全に遺産相続が完了できるでしょう。

費用相場は公正証書か自筆証書かによって変わることもありますが、概ね作成のみであれば20万円程度です。

ただし執行までを行う場合は別途50万円近くの費用がかかるケースもあるので、最終的には70万円程度が必要なケースもあります。

公正証書作成や保管にかかる諸経費も利用者側負担となるので把握しておきましょう。

身元保証サービスの各社の料金比較

それでは早速、身元保証サービスを実施している各社(社団法人)の料金を比較してみましょう。

※すべて税込・契約にかかる料金のみを記載(諸経費として別途かかる場合あり)

法人名入会金・会費身元保証サービス料金生活サポート料金(平日)葬儀・納骨・死後事務サポート成年後見人・金銭管理サポート遺言書作成サポート解説記事
終活協議会入会金:10,000円
会費:0円
38万5,000円入会金だけで利用可能148.5万円(任意後見・遺言サポート付き)死後事務サポートと一本化死後事務サポートと一本化解説記事
プラスらいふサポート(東京)19万8,000円~61万6,000円
※別途月額費用やオプション費用がかかるプランあり
4,400円/時~77万円~100万円
13万2,000円~※別途月額費用あり契約:18万7,800円~19,8000円執行:49万5,000円解説記事
シニア総合サポートセンター入会金:10,000円会費:10,000円/年139万6,296円(身元保証のみ:35万6,481円)3,564円/時~身元保証プランに含める(単体では50万円)契約:11万円※別途月額費用あり契約:11万円執行:55万円~財産評価額の0.33%解説記事
えにしの会入会金:15万円会費:5,000円/月27万5,000円3,300円/時~葬儀支援:27万5,000円納骨支援:11万円別途見積り解説記事
りすシステム申し込み金:5万円分担金:15万円預託金:20万円~3時間5,000円~100万円~預託金:20万円~解説記事
全国シルバーライフ保証協会(基本保証プラン)基本料金:473,000円身元保証:33万円公式サイトに料金記載なし基本保証プランに含まれる基本保証プランに含まれる公式サイトに料金記載なし解説記事

上記のとおり、身元保証サービスはプランや保証の範囲によって料金が大きく変わります。

そのため一概にどの法人のサービスかを判断するのが難しいです。

「具体的にいくらになるのか細かく知りたい」という場合は、ぜひ各解説記事を一読ください。

また、プランでセット料金になっている以下2つのサービスは、価格設定が明確なのでわかりやすいです。

  • 終活協議会
  • 全国シルバーライフ保証協会

上記のサービスは、身元保証や死後事務委任などのトータルしたサポートを概ね80万円~150万円程度で受けられます

ただし、身元保証サービスの質は料金だけで測れるものではありません。

各サービスごとの解説記事を読んで、自分にとって本当に必要な保証があるのかを判断しましょう。

身元保証サービスを利用するための流れ

身元保証サービスを利用するための流れ

身元保証サービスを利用する際は、以下の流れで契約を開始するのが一般的です。

資料請求や問い合わせ

まずは公式サイトから資料請求や問い合わせを行いましょう。

資料請求や問い合わせは料金が一切かからないので、費用の心配はいりません。

送られてくる資料に目を通し、サービスの内容をじっくりと把握します。

個別面談の実施

多くの身元保証サービスでは、各個人に必要な保証を明確にするため個別で面談を実施しています。

なかには面談前に無料の説明会を実施している法人もあるので、必ず参加しましょう。

説明会や面談ではわからない部分を積極的に質問して、納得のうえ契約手続きに進むようにしてください。

契約手続き・審査

自分にとって必要なプランの理解や疑問点の解消ができたら、契約手続きに進みます

契約には一定の審査があるので、審査完了の連絡が来るまで保証は受けられません。

審査が不安という方は、その旨も法人に隠さず相談しましょう。

なかには生活保護を受けていても契約に対応している法人もあるので、柔軟に対応してくれます。

契約完了

審査に通ったあとは契約完了です

実際にサービス利用を開始しましょう。

身元保証サービスは料金以外も大切!サービス内容を把握して利用しよう

身元保証サービスの料金比較を行いましたが、基本的にどの法人も数十万円~数百万円という高額な費用が必要です。

しかし、料金に圧倒されてしまい「とりあえず安いところで」と考えるのはおすすめできません

身元保証サービスの内容は、法人によって様々なので一概に料金のみで比較することはできないからです。

必ず各社のサービス内容を比較して、自分にとって必要な保証があるサービスを選ぶようにしましょう。

また自分の最期への準備には弊社サービス「メッセージバンク」の利用もおすすめです。

ぜひ利用して、遠く離れた家族や思いを伝えたかったあの人に最高のプレゼントを遺してくださいね。

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