終活カウンセラーって何?国家資格?終活アドバイザーとの違いも紹介

終活

年齢が上がるにつれて「そろそろ終活をしないとな」と考える人も多いでしょう。

しかし、いざ終活をしようと思っても何から始めればいいのかわからないと悩んでしまうものです。

そんなとき頼りになるのが、終活カウンセラー。

ただ、実際に利用しようとすると「本当に頼りになるの?」「なんだか怪しいな」と不安に思うこともありますよね。

この記事では終活カウンセラーについて詳しく解説しています。

終活アドバイザーとの違いや利用方法など、紹介しているので参考にしてください。

また、いち早く終活について知りたいという人は、以下の記事もおすすめです。

終活とは何をすれば良いのかが簡単に理解できる内容になっているので、ぜひご覧ください。

「メッセージバンク」を利用して終活を楽に進めよう
年賀状で伝えられない思いは「メッセージバンク」で伝えよう

終活を進めていく中で、「最後に家族や友人に伝えておきたいことが沢山あるな」と考える人も多いでしょう。

終活を進めるにつれ遺産相続や遺言書のありか、訃報を知らせる友人のリストといった事務連絡は元より、最後に大切な人に愛あるメッセージを送りたいといった想いも出てくるものです。

終活の事務連絡や感謝を伝えるには、エンディングノートを利用する方法がありますが、エンディングノートはいざというときに家族に見つけてもらえない危険性もあります。

死後の事務連絡やメッセージを家族や友人に確実に届けるためには、メッセージバンクの利用がおすすめです。

メッセージバンクは事前に家族へのメッセージなどを預けておき、任意のタイミングで送信できるサービス。

亡くなりそうなタイミングに合わせて必要な事務連絡やメッセージを預けておけば、たとえあなたに不幸があっても確実に家族の元にあなたの想いを届けられます

預けておけるメッセージは、カテゴリごとにわけられるうえ様々なファイルにも対応可能

動画メッセージを残しておけば、最後のビデオレターとして配信もでき最高のサプライズプレゼントにもなるでしょう。

メッセージは何個でも預けておけるので、亡くなる前にメッセージを預けておき10年後の孫の成人式に送信する設定も可能です。

時空を超えて家族にメッセージを届けられるメッセージバンク

興味がある人はぜひ下記より詳しい説明を見てみてくださいね。

終活カウンセラーとはどんな仕事?

終活カウンセラーとはどんな仕事?
引用元:終活カウンセラー

終活カウンセラーは一般社団法人終活カウンセラー協会が認定している民間資格で、終活を行っている方の悩み相談や具体的な行動プランの策定などを行う仕事です。

具体的には以下のような業務を実施します。

終活を行う方へのアドバイスや助言

終活カウンセラーの主な仕事は、終活を行う方へのアドバイスや助言を行うことです。

終活を始めると以下のような様々な疑問にぶつかるもの人も多いでしょう。

  • 終活はまず何から始めたら良いのか
  • 遺言ってどうやって書けばいいの?
  • エンディングノートって書くこと決まっている?
  • 終活に便利なサービスってある?

上記のような疑問に丁寧にお答えし、高齢者がスムーズ終活を進めるための手助けを行います。

終活で必要となる専門家の紹介や手配

終活カウンセラーは、終活で必要となる専門家の紹介や手配も行っています。

例えば遺言書の作成は、自分一人で行うこともできますが、形式が決まっているため法的に正しい書き方をする必要があります。

多くの方は正しい遺言の書き方と言われてもピンと来ないことでしょう。

そんな時に終活カウンセラーに相談することで、遺言作成に詳しい弁護士や行政書士などを紹介してくれます。

公正証書として遺言を遺す際の最適な公証人などもアドバイスしてくれるので、法的効力のある遺言作成を行えます。

役所や公共団体での手続きの付き添い

終活カウンセラーは、役所や公共団体での手続きの付き添いも行います。

終活の際には役所や公共団体での手続きが必要なケースもあります。

しかし、手続きは複雑なこともあるため、高齢の方には難しく感じる場合もあるでしょう。

隣に終活カウンセラーがついていてくれれば、サポートしてくれるので安心して手続きを進めることが可能です。

介護施設や身元保証サービスのヒアリング

終活カウンセラーは介護施設や身元保証サービスの事業所に一緒に赴き、ヒアリングを行うこともあります。

介護施設や身元保証サービスは利用金額が高額なケースも多く、一人での契約には不安を感じるものです。

そのような際に隣に終活カウンセラーがいてくれると、あなたにとって最適な介護施設のアドバイスを受けられたり、身元保証サービスを選んでくれたりと心強い味方になってくれるでしょう。

またおすすめの身元保証サービスは下記記事でも解説しているので、参考にしてください。

終活の講演活動やイベントの主催

終活カウンセラーは、終活の講演活動やイベントの主催も行います。

終活相談会やエンディングノート書き方講座などを実施して、高齢者の終活サポートを支援します。

なかには無料の相談会などもあるので、利用すれば費用をかけずに終活カウンセラーに相談が可能です。

終活カウンセラーに相談するには?

終活カウンセラーに相談するには?

終活を行う際の心強い味方になってくれる終活カウンセラーですが、相談する方法は以下の3つがあげられます。

参考にして、終活の悩みを相談してみましょう。

終活カウンセラー協会に問い合わせる

最も手軽な方法は、終活カウンセラー協会に問い合わせることです。

終活カウンセラー協会では、終活相談お問い合わせフォームから問い合わせが可能です。

相談内容を送信することで、担当の終活カウンセラーがあなたの悩みに答えてくれます。

電話での受付も行っているので、以下の電話番号にかけて相談することもできますよ。

【電話番号】

03-6426-8019

終活に関する些細な疑問でも問題ないので、終活が不安な方は問い合わせてみましょう。

葬儀屋や保険・介護関連職などの会社に相談する

葬儀屋や保険業者、介護関連職などの会社では、終活カウンセラーの有資格者が働いているケースも多いです。

葬儀や保険・介護に関する悩み相談だけでなく、終活全体の悩みに対しても真摯に対応してくれることもあるので、探してみましょう。

葬儀などの特定のケースだけでなく、よりよい最期を迎えるための終活のお手伝いをしてくれることもありますよ。

終活カウンセラー主催のイベントに参加する

終活カウンセラーが主催するイベントに参加する方法もあります。

終活カウンセラーは定期的に相談会を開催しているので、利用することで相談が可能です。

場合によっては無料で参加できるケースもあるので、ぜひ探してみてくださいね。

終活カウンセラーになる方法とは?

終活カウンセラーになる方法とは?

終活をしていく中で実際に終活カウンセラーの資格を取得したと考える人もいるでしょう。

終活カウンセラーは国家資格ではなく民間資格なので、誰でも勉強して取得が可能です。

終活カウンセラーはレベルごとに以下の3つにわかれているので、それぞれの資格取得方法を解説します。

2級カウンセラー

2級カウンセラーは自分自身で自分の終活を迷いなく行えるくらいのレベルで、約6時間の講習を受験して、筆記試験に合格することが必要です。

具体的な講座や試験、料金などは下記を参考にしてください。

資格取得方法6時間の講座受講と筆記試験
受講料金(税込)15,000円
その他・講義受講はお弁当付き
・Web受講の場合はエンディングノートがもらえる

1級カウンセラー

1級カウンセラーは自分以外に対しても、具体的な終活のアドバイスを行える資格です。

終活に関するより具体的な知識を身につけ、実務において必要な能力を培います。

具体的な資格取得方法は、以下の通りです。

資格取得方法・2級カウンセラーの資格を持ち、協会が開催する講座に1回以上参加する
・事前に終活に関するレポートを提出
・講座を2日間受けた後に筆記試験を実施
受講料金(税込)・45,000円(オンラインは50,000円)
・事前審査費用:3,000円
その他・講義受講はお弁当付き

終活カウンセラー協会認定講師

終活カウンセラー協会認定講師は、終活カウンセラー資格の最上位資格で取得することで終活カウンセラー育成のための講義を行えます。

取得できれば終活に関して非常に深い知見の証明となり、様々な人の終活相談を受けられるばかりか後進の育成にも取り組めます。

具体的な取得方法は下記を参考にしてください。

資格取得方法・1級カウンセラーの資格を持ち、協会が開催する講座に2回以上参加する
・「エンディングノートの書き方セミナー講師養成講座受講者」に参加する
・4日間の講座を受講して各日の最期の筆記試験に合格する
受講料金(税込)・300,000円

終活カウンセラーと同等の民間資格一覧

終活に関する資格は終活カウンセラーだけではありません。

ここでは終活カウンセラー以外の終活関連資格を紹介します。

終活アドバイザー

引用元:終活アドバイザー
資格名終活アドバイザー
取得方法・ユーキャンの講座受講
・終活アドバイザー協会に入会
費用・講座受講料:35,000円
・協会入会金:4,000円
・年会費:6,000円

終活アドバイザーは、終活アドバイザー協会が認定している民間資格です。

カウンセリングに重きをおいている終活カウンセラーよりも、実際にエンディングノートの作成を手助けするなど実務的な活動を行う知識を身につけられる資格です。

資格取得をするためにはユーキャンの専用講座を受講した後に、終活アドバイザー協会に入会します。

終活アドバイザー協会に入会すると会員証が発行されるので、資格認定を証明できます。

終活ガイド

引用元:終活ガイド
資格名終活ガイド
取得方法レベルに合った講座を取得して資格試験に合格する
費用無料~50,000円

終活ガイドは一般社団法人終活協議会が認定している民間資格で、レベルごとに資格の取得方法や費用が異なります。

終活協議会はグループ会社の心託コーポレーションで身元保証サービスなどを提供しており、終活ガイド資格を取得することでコンセルジュとしてキャリアを歩むことが可能です。

少しずつレベルアップしながら資格取得して、ゆくゆくは本格的に事業として終活相談を行う道を歩むきっかけを得ることもできます。

終活協議会については、下記記事でも解説しているので参考にしてください。

終活ライフケアプランナー

引用元:終活ライフケアプランナー
資格名終活ケアプランナー
取得方法キャリコレで講座を取得講座受講後に資格試験に合格
費用・受講料:39,700円
・受験料:5,600円

終活ケアプランナーは、資格取得講座を多く提供しているキャリコレの講座を受講することで得られる資格です。

取得することで終活に関する知識を持ち、相談者のライフプランニングを行う力を培います。

3ヶ月間かけて講座を受講して、資格試験に合格すると認定を受けられます。

終活カウンセラーのよくある質問

終活カウンセラーのよくある質問

最後に終活カウンセラーのよくある質問を紹介します。

Q
終活アドバイザーは国家資格ですか?
A

終活アドバイザーは国家資格ではありません

終活アドバイザー協会が認定している民間資格です。

資格取得のための講座受講に制限はないので、誰でも挑戦できます。

Q
終活アドバイザーと終活カウンセラーの違いは何ですか?
A

終活アドバイザーと終活カウンセラーの大きな違いは、認定機関の違いです。

それぞれ以下の法人が認定している資格なので、名称も異なります。

・終活カウンセラー:終活カウンセラー協会

・終活アドバイザー:終活アドバイザー協会

また終活カウンセラーは基本的にカウンセリングに重きをおき、相手の悩みを聞き出すことに特化している特徴があります。

終活アドバイザーはより実務的なアドバイスなどを行うケースが多いようです。

Q
終活アドバイザーの収入はどう稼ぐ?
A

終活アドバイザーは資格だけで収入が得られるわけではありません

そのため、介護職や葬儀社など終活に関わる施設や企業で働いて収入を得ることになるでしょう。

これらの職場は終活と密接に関わるので、習得した資格も大いに役立てられます。

Q
終活カウンセラーの年収っていくら?
A

終活カウンセラーも終活アドバイザー同様にそれだけで稼げるわけではありません

基本的には高齢者と過ごす機会の多い職業の人が、より終活に関して理解を深めることでキャリアに活かす資格と言えます。

終活カウンセラーを利用して終活をスムーズに進めよう

終活カウンセラーは、高齢者の終活に具体的なアドバイスをくれる心強い味方です。

公式サイトから簡単に相談ができるので、終活の方法がわからない場合は相談してみましょう。

また、終活を円滑に進めるためには、弊社サービス「メッセージバンク」の利用もおすすめです。

サービスも上手に活用して、悔いのない終活を行いましょう。

タイトルとURLをコピーしました