終活の年賀状じまいはどう書くべき?文例やテンプレートを紹介

終活

毎年当たり前のようにやり取りをしている年賀状。

しかし、長年続けていく中で「もうそろそろ年賀状作成も疲れてきた」と思うことはないでしょうか。

特に終活を始めるくらいの年齢になれば、「終活を通じて色々な義務から解放されたいな」という思いが強くなる人もいるはずです。

そこで今回は、終活の年賀状じまいの書き方を詳しく解説します。

相手に失礼に当たらないような書き方を文例やテンプレートを交えて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

詳しい終活の方法は下記でも解説しているので、ぜひご一読ください。

年賀状で伝えられない思いは「メッセージバンク」で伝えよう
年賀状で伝えられない思いは「メッセージバンク」で伝えよう

どうしても定型文になりがちな年賀状は新年のお祝いよりも義務感が勝ってしまうことも多いですよね。

しかし、友人や家族には新年のあいさつ以上に伝えたい思いがあるはずです。

そんな思いを伝える際には、弊社のメッセージバンクをぜひご利用ください。

メッセージバンクは預けたメッセージを任意のタイミングで友人や家族に送信できるサービスです。

終活を進めていくなかで、以下のような思いが出てくることはありませんか?

  • 最期を迎える前に家族にもっと感謝のメッセージを伝えたい
  • 孫が成人するときにお祝いのメッセージを送りたい
  • どうしても謝りたいことがあるが直接は伝えられない

上記のような思いはぜひメッセージバンクに預けておきましょう。

例えばお孫さんの成人式前までに最期を迎えてしまいそうな時は、メッセージの送信時間を未来に設定しておくことで確実にあなたの声を届けられます

また作成したエンディングノートや遺言書のありかなどの伝言メモも預けておき、あなたが亡くなりそうなタイミングに合わせて家族に送信することも可能

終活の事務連絡としても活用することができますよ。詳しく知りたい人は、ぜひ下記ボタンから詳しい説明を見てみてくださいね。

終活の年賀状じまいとは?

終活における年賀状じまいとは、年賀状のやりとりを終わらせる旨を伝えることを指します

年賀状じまいをする理由には様々なものがありますが、特に多い理由は高齢によりやり取りが億劫になってきたといったケースでしょう。

また近年はSNSなどの連絡ツールも発展していることから、わざわざ年賀状を出す必要もないと若年層でも年賀状じまいをする人も増えています。

終活の年賀状じまいのメリット3つ

終活の年賀状じまいのメリット3つ

終活で年賀状じまいをするメリットには、以下の3つがあげられます。

年末をゆっくり過ごせる

年賀状じまいをする最大のメリットは、年末をゆっくり過ごせる点です。

特に高齢の方の場合はまだまだ手書きで年賀状を作成されるという人も多くいます。

年齢を重ねてから何枚も年賀状を作成するのは体力的にも厳しいと感じるでしょう。

年賀状じまいをするとそのような義務から解放されるため、例年以上にのんびりとした年末を過ごせるようになります。

年賀状の費用がかからない

年賀状じまいをすることで費用をかけずに済む点もメリットです。

年賀状は年賀はがきはもちろんのこと、印刷代やスタンプ代など何かと費用がかかります。

特に毎年大量に年賀状を出していた人は、年賀状作成だけに1万円以上もかかっていたケースもあるでしょう。

年賀状じまいをするとこれらの費用がかからなくなるため、その分をお正月のお祝い費用にあてるなどより自分の生活を豊かにすることに使えます

逆に関係性が復活することもある

年賀状じまいをすることで、逆に関係性が復活することもあります

年賀状をやり取りしている中には、年賀状のみでしか連絡を取り合わない間柄の人もいるでしょう。

年賀状じまいをする際に「今後はSNSやメールで連絡しましょう」と伝えておくことで、年賀状以外の連絡ツールで連絡を取り合うこともできます。

スマホなどで連絡が取りやすくなるので、以前よりも多くコミュニケーションを取るようにもなり結果的により親密な関係性になることもあるのです。

年賀状じまいと聞くと距離が生まれてしまいそうで寂しい気持ちになる人もいると思いますが、逆に親密になれるチャンスでもあります。

終活の年賀状じまいする際にNG行動

年賀状じまいをする際はいきなり年賀状を返さなくなるのはNGです。

年賀状を返さないのは絶縁ととらえられてしまう可能性もあるので、必ず年賀状じまいする旨を伝えることが大切です。

伝え方は年賀状と通じて伝えてもよいですし、SNSやメールでつながりがある場合はそちらから伝えても問題ありません。

終活の年賀状じまいを伝える際の書き方のポイント

終活の年賀状じまいを伝える際の書き方のポイント

終活の年賀状じまいを伝える際の書き方のポイントは以下のとおりです。

いきなり年賀状じまいを伝えない

終活の年賀状じまいを書く際は、「今回の年賀状で最期にします」といきなり年賀状じまいを伝えてはいけません

あいさつもなしにいきなり用件だけを伝えると横柄な印象を与えるばかりか、相手を不用意に傷つけてしまう可能性もあります。

書き出しは新年のあいさつからはじめ、近況報告などをしたのちに伝えるようにしましょう。

年賀状じまいする理由を伝える

年賀状じまいを伝える際は理由をしっかりと伝えることが大切です。

理由の記載がないと相手から「嫌われてしまったのかも…」と思われてしまいます。

具体的には以下のような理由を記載すると角が立ちにくいのでおすすめです。

  • 体調不良や体力の衰え
  • 生活様式の変化

また、添え書きとして全員に対して伝えている旨を伝えられると悪い印象を与えずに伝えられます。

定年や古希などに合わせるのがおすすめ

高齢の方の場合は、定年や古希などの節目に合わせるのがおすすめです。

人生の区切りで終わらせる旨を伝えれば相手にとっても納得のいく理由となるでしょう。

新しい連絡先を教える

終活の年賀状じまいを伝える際は、新しい連絡先を伝えることも忘れてはいけません

特に年賀状のみでのやり取りをしている人の場合は、年賀状が亡くなってしまうとあなたとの連絡手段がなくなってしまいます。

間接的に絶縁されたと誤解される恐れもあるので、必ず連絡が取れる以下の情報を記載しましょう。

  • 使用している電話番号
  • メールアドレス
  • SNSアカウント

上記の記載があれば、相手にまだ連絡する意思があることを伝えられます。

【70代以降向け】終活の年賀状じまいの文例・テンプレート

【70代以降向け】終活の年賀状じまいの文例・テンプレート

それでは実際に終活の年賀状じまいの文例やテンプレートを見ていきましょう。

年齢を理由に年賀状じまいするケース

あけましておめでとうございます。

近年はコロナの影響もまだ残るなか、いかがお過ごしでしょうか。

コロナなど病気に負けずお互いに本年も健康に過ごしたいものですね。

さて病気知らずの私ではありますが、寄る年彼には勝てないもので身体の言うことも聞かなくなってきてしまいました。

そのため、誠に勝手ながら本年をもちまして皆様への年賀状を控えさせていただきたく思います。

年賀状を送らせていただくことはなくなりますが、今後も変わらぬお付き合いをお願い致します。

連絡先を記載しておきますので、何かありましたら気軽に連絡してくださいね。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

メールアドレス:〇〇〇〇@××.××

時代の流れを理由に年賀状じまいするケース

あけましておめでとうございます。

寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

本年もまたお会いしてぜひ元気なお姿を拝見したいと願っております。

さて誠に勝手ではございますが、本年をもちまして年賀状を控えさせていただきたく思います。

近年はSNSやメールなど様々な連絡ツールが出ておりますので、今後はそちらで皆様と気兼ねなくやり取りができればと思っております。

新年のご挨拶だけでなく、近況報告なども気が向いたときにできれば幸いです。

メールアドレス:〇〇〇〇@××.××

SNSアカウント:~~~

今後も変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします。

【40代50代以降向け】終活の年賀状じまいの文例・テンプレート

【40代50代以降向け】終活の年賀状じまいの文例・テンプレート

40代や意向の場合はまだまだ年齢も若いため、年賀状じまいの文面が難しいケースもあるでしょう。

ここでは40代から定年までの年賀状じまいの文例やテンプレートを紹介します。

生活様式の変化で年賀状じまいするケース

あけましておめでとうございます。

昨年は大変お世話になりました。

今年も変わらぬ付き合いができれば幸いです。

さて誠に勝手ではありますが、40代を過ぎたこともあり生活様式をよりミニマルにしていこうと考えております。

したがいまして、新年のご挨拶は今後はメールやSNSに代えさせていただければと思います。

メールやSNSを通じて皆様と様々なお話ができればと思っておりますので、本年もよろしくお願いいたします。

メールアドレス:〇〇〇〇@××.××

SNSアカウント:~~~

定年に合わせて年賀状じまいするケース

あけましておめでとうございます。

昨年は皆様に大変お世話になりました。

皆様からの支えもあり、昨年で無事定年を迎えることができました。

さて長年に渡りやり取りを続けさせていただいた年賀状ですが、定年を迎えたことを節目にどなたに対しても以後は失礼させていただこうと思っております。

年賀状でのやり取りはなくなりますが、変わらずのお付き合いをお願いいたします。

メールやSNSを通じて皆様と様々なお話ができればと思っておりますので、本年もよろしくお願いいたします。

メールアドレス:〇〇〇〇@××.××

SNSアカウント:~~~

【若者向け】終活の年賀状じまいの文例・テンプレート

連絡手段としてSNSが主流の現在では、20代や30代なので若年層は年賀状をやめる人も多いでしょう。

ここでは若者向けの年賀状じまいの文例を紹介します。

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

さて、はがきでのやり取りを卒業する人も昨今多いため、私もならうことにしました。

今後は新年のあいさつなどもSNSや電話を通じて行えればと思っております。

今後とも変わらぬお付き合いをしていきたいと考えているので、何卒よろしくお願いいたします。

メールアドレス:〇〇〇〇@××.××

SNSアカウント:~~~

取引先に終活の年賀状じまいする文例やテンプレートは?

年賀状じまいは個人だけでなく取引先に対して行うこともあります

ここでは取引先相手に年賀状じまいする方法を紹介します。

あけましておめでとうございます。

平素は格別のお引き立てを賜り大変お世話になっております。

当社ではSDGsの取り組みに力を入れており、ペーパーレスを推進し環境への配慮を行っております。

したがいまして誠に勝手ではございますが、どなた様に対しても本年をもちまして年賀状のご挨拶を控えさせていただきたく思います。

今後はメールでのご挨拶とさせていただきますが、今後も変わらんぶお付き合いをよろしくお願いいたします。

終活の年賀状じまいの注意点

終活の年賀状じまいの注意点

終活の年賀状じまいは注意点を守らないと相手に失礼だと思われてしまう危険性もあります

ここでは終活の年賀状じまいの注意点を解説します。

絶縁状ではないことを明確に伝える

年賀状じまいをする際は、何よりも絶縁状でないことを明確に伝えることが大切です。

相手に絶縁状ではないことを伝えるためには、以下の情報を掲載しておくのがおすすめです。

  • 全員に対して送っていること
  • 今後も関係性を維持したいこと
  • 今後やり取りを行うための連絡先

上記について記載されていれば、絶縁状と誤解される心配もありません。

喪中はがきなどが来ない可能性もある

年賀状を送らないということは、喪中はがきなどが来ない可能性もあります

相手の家族も含めて深い関係性がある場合は、喪中はがき以外で訃報を知らせてもらう手段を持っておきましょう。

12月を迎える前のタイミングで伝えておく

年賀状じまいをLINEやメールなどで伝える際は、12月を迎える前のタイミングで伝えるようにしましょう

多くの人は12月に入ると年賀状準備に取り掛かるので、伝えるのが遅いとあなたの分の年賀状を作成してしまう可能性もあります。

「今年から年賀状をやめたい」という場合には、12月に入る前に伝えておくのが親切です。

またこのような事態を避けるためにも、年賀状じまいのあいさつは年賀状を通して行うのがおすすめです。

終活で年賀状じまいをしてのんびり老後を過ごそう

終活の中で年賀状じまいをすることで、年末をのんびり過ごすことが可能です。

年賀状作成にあてていた時間を趣味に使うなど、自分と向き合う機会を作るきっかけにもなるでしょう。

年賀状じまいをしたからといって友人関係が終わるわけではありません。

今回紹介した方法をもとに年賀状じまいを進めてみてくださいね。

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