40代から終活できれば安心!メリットや始め方を完全ガイド

終活

「40代から終活って早くない?」「40代の終活を行うメリットは?」

こんな悩みを抱えていませんか?

この記事では、40代から終活を始めるメリットややり方を丁寧に解説しています。

一読することで、40代からの終活を理解できるでしょう。

40代からの終活は早すぎることはない

40代からの終活は早すぎることはない

結論、40代からの終活は早すぎることはありません

終活にはいつから始めなければいけないといった決まりはありませんが、40代から始めるメリットは多くあるでしょう。

例えば、40代という判断力があるうちから終活を始められたり、体力が必要な断捨離を進められるなどがあげられます。

詳しくは「40代で終活を始めるメリット」で解説しますが、早いうちから終活を始めればそれだけ早く老後の不安から解消されるでしょう。

40代の終活事情|男性6割・女性7割が終活の意向あり

世間の終活における意識調査では、40代で終活を行う意向のある人は多いです。

実際に楽天インサイトの2019年の調査結果によると、40代の約35%が終活の意向があると答えています。

終活に興味を持つ40代は多いので、今からはじめても早すぎることはありません。

40代で終活を始めるメリット

40代で終活を始めるメリット

40代で終活を始める具体的なメリットは、以下のとおりです。

メリットを理解して前向きに終活に取り組みましょう。

判断力があるうちに終活を始められる

40代は判断力があるうちに終活を始められます

判断力は年齢と共にどうしても落ちてきてしまうもの。

しかし、40代であればまだまだ健康的な人が多く、適切な判断ができるでしょう。

終活は財産や医療の意向、お墓や葬儀の検討など慎重な判断が必要なことも多いです。

判断力が高い40代のうちから終活を始めることで、重要な選択を誤る可能性を下げられます

人生の折り返しに今一度計画を立て直せる

人生の折り返しとなる40代に終活をすれば、今一度人生の計画を立て直せるメリットもあります。

日本の平均寿命は約87歳と言われているので、40代は丁度人生の折り返し地点です。

自分の今までの人生を振り返り、これからの人生をどう生きていきたいのかを考えるのに良い機会となるでしょう。

早めに老後に向けた計画を立てられるので、選択肢を増やすことも可能です。

例えば、以下のような目標を立ててみるのも良いでしょう。

  • 老後安心して暮らせるように20年で1,000万円は用意する
  • 田舎に移住するための資金やDIY技術を身につける
  • パートナーと世界一周するために資金を貯めておく

上記のような目標や計画は40代だからこそ立てられるものです。

さすがに60代から1,000万円を貯めるというのは苦しいでしょう。

40代では、残りの人生をどう生きるかを前向きに考えられます。

老後の不安を軽減してスタートを切れる

40代で早めに老後の備えができれば、不安を軽減して人生の後半戦をスタートできます。

特に老後資金などは、多くの人が不安に感じることでしょう。

例えば、40歳までに老後資金を全く貯めていなかったのであれば、今からつみたてNISAなどを始めれば1,000万円程度積み立てることは難しくありません

終活は早ければ早いほど、さまざまなリスクに備えられます。

断捨離など体力が必要なことにも取り掛かれる

40代は体力も十分にあるので、断捨離なども計画的に進めていくことが可能です。

断捨離を始めとした身辺整理は、大きな荷物や大量の不用品を片づけなければいけないので体力が必要になります。

年齢を重ねるとどうしても身体を動かしにくくなるので、40代のうちから始めておきましょう。

不用品を断捨離できれば物を置くためのスペースなども不要になり、家の中もすっきりできます

人生の折り返しの前に、自分にとって本当に必要なものも見えてくるのでお金の使い方を考えるきっかけにもなるでしょう。

親と一緒に終活に取り組める

40代であればまだ両親が健在な人も多く、親と一緒に終活に取り組むことが可能です。

自分自身が終活に関する知識を身につけて、両親の終活をサポートできます。

また終活の中には、以下のように自分の意向だけでは決められないことも多いです。

  • 土地や家などの財産分与
  • お墓の意向
  • 親の介護の方針

上記について両親と相談できるので、家族の意向を尊重しながら終活を進められます。

40代の終活でやるべきこと

40代の終活でやるべきこと

40代の終活でやるべきことを見ていきましょう。

やるべきことを明確にして、早速終活をはじめてみましょう。

エンディングノートを書く

40代からの終活では、エンディングノートを書くことからはじめてみましょう

エンディングノートは、自分の医療や介護の意向、財産の管理や家族へのメッセージなどを自由に書けるノートです。

書くべきことの決まりなどはありませんが、具体的には下記の内容について記載しておくと良いでしょう。

  • 自分のプロフィールや基本情報
  • 預貯金や不動産・借金などの財産や負債
  • 遺言書の保管場所
  • 医療や介護に対する意向
  • 葬儀やお墓の意向
  • パソコンやSNSなどの暗証番号
  • ペットへの対応
  • 自分の人生の振り返り
  • 未来にやり残したこと・挑戦したいこと
  • 訃報を知らせる友人リストやメッセージ
  • 大切な家族への想いやメッセージ

具体的な書き方や作り方は、下記記事でも解説しているのでぜひ参考にしてください。

また使用するノートは市販の大学ノートなどでも問題ありませんが、エンディングノート用に整理されているものの方が書きやすいです。

ダイソーで安く手に入れたり、市役所等で無料配布していることもあるので、利用してみましょう。

財産や資産・金融機関の棚卸し

財産や資産などの棚卸も大切です。

現状の自分の資産状況を把握しておくことで、老後に備えた資金の準備などもできます。

家庭を持っている人は、子どもの今後の教育費なども再度確認しておくことで貯蓄の計画を再度見直すきっかけにもなるでしょう。

また、現在利用していない金融機関は思い切って解約するのもおすすめです。

親族が亡くなった際に意外に大変になることとして、故人の資産状況の把握があげられます。

金融機関に口座があるかは、遺族が問い合わせを行わなければいけません。

契約している金融機関が多ければ多いほど、遺族の手続きが増えてしまいます。

金融機関への手続きは遺産相続に関わることなので避けては通れないもの。

遺族の負担を軽くするためにも、利用する金融機関を絞るようにしましょう。

遺族が故人の金融機関を把握することがどれだけ大変かは、経済アナリストの森永卓郎さんが文春オンラインに寄稿した記事を読むことで理解できますよ。

断捨離や人間関係などの身辺整理

断捨離や人間関係などの身辺整理も行いましょう。

残された遺族が大変だと思うことに、遺品整理があげられます。

家中が物で溢れかえっていると処分が必要になるものも多く、時間や費用がかかるものです。

場合によっては業者を雇わなければいけないケースもあるでしょう。

事前に断捨離をしてモノが少ない状態で暮らせば、万が一あなたが亡くなったあとも遺族の負担を減らせます

また断捨離をすることで、自分が以下に不要なものに囲まれていたのかを実感することもできます。

自分にとって本当に必要なものを理解することで、無駄遣いが減り老後資金の貯金を加速させることも可能です。

物を整理するタイミングに合わせて、人間関係についても考えてみましょう

今後も付き合っていきたい人か、自分の時間を奪われるだけの人付き合いになっていないかを考えて、切るべき関係は精算しておくことがおすすめです。

終活で物を減らしてミニマリストになるのもおすすめ

終活での断捨離をとおしてミニマリストになるのもおすすめです。

ミニマリストとは、自分に必要なものを理解してものへの依存から脱却した生活様式を目指すことです。

本当に必要なモノだけに囲まれ暮らすので、モノから得られる充足感ではなく精神的な幸福を感じられるようになります

特に一人暮らしの女性などは、モノが溢れている場所で生活をしていると災害時にケガをしたり、高い場所のモノが取れずに埃を被ったりと良いことはありません。

この機会にしっかりとモノとの付き合い方を見直してみてはいかがでしょうか。

デジタル終活も忘れない

デジタル終活も忘れないようにしましょう。

デジタル終活とは、パソコンやスマホ内のデータ、SNSや登録しているWebサービスのアカウント管理などを行うことです。

パソコンやスマホはプライベートの情報が多くあるので、中には親族であっても見られたくないものもあるでしょう。

あらかじめ処分するなどをしておけば、いざというときに見られる心配もなくなります。

また有料のWebサービスなどは、どんなサービスを使っているのかやID、パスワードなどをエンディングノートに記載しておきましょう。

あなたが亡くなったあとは、遺族が代わりに解約手続きを行う必要があります。

スムーズに手続きを進められるように、ログイン情報などはあらかじめ家族に伝わるようにしておきましょう。

詳しいデジタル終活の方法については、下記記事も参考にしてください。

終活に関する情報の保管先を決める

終活を行っていく中でWebサービスのログイン情報や金融機関情報といった大切な情報を遺族に伝える手段を持っておくことが大切です。

多くの場合は、エンディングノートに記載しておく方法が推奨されていますが、エンディングノートは盗難の可能性があったり、保管場所を複雑にしすぎて家族が発見できなかったりといったリスクもあります。

万が一、家族に正しく終活の意向が伝わらないと思ったように遺産相続ができなかったり、自分の意に反する葬儀を行ってしまったりすることもあるでしょう。

このような事態を避けるためには、弊社が運営する「メッセージバンク」の利用がおすすめです。

メッセージバンクは、終活に必要なあらゆる情報を預けられるサービスです。

エンディングノートや遺書などのデータ、家族へのメッセージなどを預けておき、設定した時刻に合わせて家族に送付することもできます。

例えば、自分の余命がある程度わかる場合は、その時期に合わせてデータ送信設定をしておくことで、確実に家族にエンディングノートや遺書の保管場所を送信することが可能です。

あらゆるファイル形式にも対応しているので、あらかじめビデオメッセージなどを登録しておけばあなたが亡くなりそうなタイミングに合わせて、家族へメッセージを届けることもできます

残された家族のために、さまざまな使い方ができるので気になる人は下記ボタンより詳しく見てみましょう。

病気や介護の意向を固めておく

病気や介護の意向を固めておくことも大切です。

例えば、脳死の場合の延命措置などは、あらかじめ決めておかないと家族に大きな決断を迫ることにもなりかねません。

最悪の事態を想定して、病気や介護に対する意向を固めて家族と共有しておきましょう。

独身の場合は生前契約を検討する

独身の場合は、老後に備えて生前契約を検討することも大切です。

生前契約を結んでいないと、認知症など自分で正しい手続きが出来なくなった際に大変危険です。

場合によっては認知症であることを悪用され、詐欺などの被害に合うケースもあるでしょう。

生前契約では認知症の際に代わりに各種の手続きを行う代理人を決めておくものなどもあるので、判断力のある40代のうちに契約を進めるのがおすすめです。

【生前契約の種類】

契約名内容
死後事務委任亡くなった際の葬儀や死亡届などの各種手続きを依頼できる制度。
納骨や供養なども代理人が行ってくれる。
生前事務委任財産の管理や日常生活の支援など存命中の支援を代行する制度。
病気などで判断力や体力が衰えた際に出来ない事務手続きを代行してくれる。
銀行口座や郵便物の管理、老人ホーム入居の身元保証人などを行う人を選ぶ。
生前委任の場合は公正証書などは不要。
任意後見契約認知症などで日常生活を送れない際に、第三者に様々な手続きを代行してもらう契約。
財産管理や病院との契約などを管理する。

しかし、独身の場合は上記のような契約を結べる相手がいないと悩むことも多いでしょう。

そのような場合には、専門家への依頼がおすすめです。

例えば一般社団法人終活協議会では、いざというときのための後見人サービスを展開しています。

利用することで、老後の各種手続きに関する不安を一任することができるでしょう。

終活協議会に関する詳しい解説は、下記でもしているのでぜひ一読してください。

40代の終活の注意点

40代の終活の注意点

40代で終活を行う際は、以下の注意点を守ることが大切です。

注意点を守って正しく終活を進めましょう。

終活は繰り返し行う

終活はやったら終わりではなく、繰り返しチェックすることが大切です。

特に家族へ伝えたいことや遺産相続、医療や介護の意向などは年代とともに気持ちに変化が訪れることも多くあります。

定期的にエンディングノートを見返すなどして、気持ちの変化に合わせて終活を行っておきましょう。

エンディングノートの書き換えなどをしていかないと、本来の自分の意向とはかけ離れた意図が家族に伝わるリスクもあります。

ポジティブな予定も考える

終活ではポジティブな予定を考えることも大切です。

終活と聞くと自分の最期を連想するのでネガティブな気持ちになってしまう人も多いでしょう。

しかし、終活の目的は自分の最期を意識することで、今後の人生をより良くしていくことにあります。

そのため、以下のような今後の人生のポジティブな予定も考えるのがおすすめです。

  • 自分の人生で成し遂げたいこと
  • 死ぬまでに見たい景色
  • 絶対に生きたい旅行先
  • 挑戦してみたいこと

どんな些細なことでもいいので、上記について楽しく考えてみましょう。

生きることの楽しみを見つけるのも終活にとって大切です。

長期的にコツコツ進める

終活は意外にもやることが多いため、長期的にコツコツと進めることが大切です。

一気にすべてをやろうとすると、モチベーションの管理が難しいです。

  • 1日10分だけエンディングノートを書いてみる
  • 次の1ヶ月~2ヶ月は財産や金融機関のチェックに費やしてみる

上記のように長期スパンで継続できる仕組みを整えましょう。

終活でやるべきことは、以下でも詳しく解説しているので一読してみるのがおすすめです。

自分が何をすべきなのかを学べるでしょう。

40代の終活のよくある質問

40代の終活のよくある質問

最後に40代の終活によくある質問を紹介します。

疑問点をすべて解消して、終活を始めましょう。

Q
40代独身女性の終活は何をすべき?
A

40代独身女性であっても、基本的にやるべきことは変わりません

ただし女性は男性よりもどうしても体力的に劣るため、以下の点についてはより一層の注意が必要です。

  • 災害に対する備え
  • 防犯に対する意識

おひとりさま女性の終活に関しては、下記記事で詳しく解説しているので気になる人はご一読ください。

Q
40代独身男性の終活で気を付けることは?
A

40代独身男性も基本的に終活でやるべきことは変わりません

認知症や介護などへの備えをあらかじめ考えておき、対策しておきましょう。

ペットなどを飼っている場合は、あなたが亡くなったあとのペットの処遇を決めておくことも必要です。

引き取りしてくれる友人やNPO法人を見つけておくのがおすすめです。

Q
終活を40代で始めている人のブログはある?
A

エンディングノートの書き方などを発信している飯塚浩司さんのブログは参考になるでしょう。

セミナーなどを実施している専門家でもあるので、役立つ情報を手に入れられます。

40代から終活して前向きに老後を迎えよう

今回は40代の終活について解説しました。

40代は体力や判断力がまだまだある時期なので、終活を始めるにはおすすめです。

メリットを活かして老後の不安を解消しましょう。

また、40代からの終活はサービスも上手に利用することも大切です。

弊社サービスの「メッセージバンク」も利用して、エンディングノートや家族へのメッセージを確実に手渡せるよう準備しておきましょう。

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