終活とは?始めるタイミングややることリスト・家族に遺せる贈り物も紹介

終活

人生の最期に向けて行う終活。

年齢を重ねるにつれて始めようとは思いつつも、「終活ってそもそも何?」「一体何から始めればいいのかわからない」と悩むことも多いでしょう。

そこでこの記事では、終活の意味ややるべきことについて詳しく解説しています。

一読することで、以下について知ることができますよ。

この記事を参考にして終活の目的を明確にし、少しずつ始めてみましょう。

遺された家族に最大のプレゼント「メッセージバンク」を使ってみよう!

終活を始める際に最も気になることは遺された家族のことではないでしょうか。

多くの人が「自分が亡くなった後に家族が困らないように」と終活を始めるものです。

せっかく終活をするのであれば、家族へのプレゼントを遺しておくことをおすすめします。

メッセージバンクは、遺された家族にメッセージや預けていたファイルを送れるサービス

エンディングノートやメッセージなどをあらかじめ預けておけば、設定した日付に合わせて送信することが可能です。

例えば事前にビデオメッセージを作成しておき以下のように日付を設定すれば、あなたが亡くなった後にも定期的にお祝いの言葉を送れますよ

  • お孫さんの10歳の誕生日
  • お孫さんの高校入学
  • お孫さんの成人式
  • お孫さんの30歳の誕生日

自分が亡くなった後でも、未来永劫に渡って家族に寄り添えるサービスです。

またオプションのメッセージカードを利用すれば、ビデオメッセージと同時にあなただけの特別なお手紙も届けられます

気になる人は下記ボタンより詳しい説明を読んでみてくださいね。

  1. 終活とは?
    1. 人生の終わりのための活動の略
    2. 人生の最期を自分で決めるために必要
  2. 終活を始めるタイミングや年齢は?
  3. 終活を行うことのメリット
    1. 人生の最期を前向きに捉えられる
    2. 家族の負担を軽減できる
    3. 自分の人生を深く考えられる
    4. 残りの人生をポジティブに生きられる
    5. 遺産相続などでトラブルになりにくい
    6. 遺された家族にプレゼントを遺せる
  4. 終活のやることリスト10選
    1. エンディングノートを作成しておく
    2. 資産を把握しておく
    3. 遺言書を作る
    4. 生前整理として断捨離を始める
    5. 葬儀やお墓を手配する
    6. 医療や介護の意向を決める
    7. 老後の住まいを決める
    8. 訃報を伝える人のリストを作る
    9. 遺品の譲り先を決める
    10. デジタル終活も忘れずに行う
  5. 終活の際に気にすべき老後に関する契約
    1. 財産管理委任契約
    2. 任意後見契約
    3. 見守り契約
    4. 死後事務委任契約
    5. 民事信託(家族信託)
    6. 負担付死因贈与契約
  6. 終活を行う際の注意点
    1. 前向きな予定も考える
    2. 家族にも相談する
  7. 年齢別の終活のやり方
    1. 10代・20代の終活はライフプランを明確にする
    2. 30代の終活はライフプランを見直す
    3. 40代の終活は人生の後半戦を具体的に考える
    4. 50代・60代の終活は現実的な判断が大切
  8. 終活を上手に進めるためのおすすめサービス
    1. 終活協議会
    2. メッセージバンク
  9. 終活に関するよくある質問
  10. 終活は遺される家族や自分の今後のためにも重要

終活とは?

終活とはそもそもどんな意味なのか、また行う目的について解説します。

終活の目的を理解して、前向きに取り組めるようにしましょう。

人生の終わりのための活動の略

終活とは人生の最期に向けた活動の略です。

今後の介護や医療、亡くなった後の葬儀やお墓などの意向を前もって決めておくことで、遺された家族がスムーズに手続きを行えるように整える作業ともいえます。

また、遺言書などもあらかじ用意しておけば、遺産相続争いによって家族関係が壊れてしまう可能性も防げるでしょう。

終活は、生きている今のうちだからこそできる準備を行い、遺された家族が平和に過ごせるように整えていくことでもあります。

人生の最期を自分で決めるために必要

終活は家族のためだけでなく、人生の最期を自分で選択するためにも必要なことです。

「人生の終わり」と聞くと死を連想して、後ろ向きなことと思う人も多いでしょう。

しかし、実際は自分の最期を意識することで、これからの人生を前向きにとらえていくためのものでもあります。

例えば、終活の中で「自分がやり残していることはないか?」と考え、今しかできないことにチャレンジし、より前向きに老後を生きていくことも立派な終活です。

最期を意識することで、今をよりよく生きていこうと考えられるようにもなります。

終活を始めるタイミングや年齢は?

終活を始めるタイミングや年齢に具体的な決まりはありません。

言ってしまえば、「終活を始めようかな」と思ったときが始めどきです。

最近では20代や30代など、早い時期から終活を始める人も珍しくないので、興味をもったときに動き出してみるのがおすすめです。

また、終活は私物の整理やエンディングノートの作成、遺言の準備などやるべきことが多いので、体力や気力があるうちから、少しずつ始めてみるのが良いでしょう。

終活を行うことのメリット

終活は死を連想するため後ろ向きなイメージを持たれる人も多いでしょう。

しかし、実際は終活を行うメリットは大きく、年齢に関係なくおすすめできます。

ここでは、終活を行うことのメリットを紹介します。

人生の最期を前向きに捉えられる

終活を行うメリットとして、まずあげられるのが人生の最期を前向きに捉えられることです。

人生の最期を想像すると多くの人が不安や恐怖に駆られるものです。

しかしこれらの不安や恐怖の根底には、以下の感情があるからと考えられます。

  • 今までの人生はこれでよかったのだろうか
  • 遺された家族は大丈夫だろうか

終活を行っていくことで、自分が今までどう生き、これからどのように生きていくのかを明確にできます。

また家族のために遺産相続や葬儀、お墓のことなどをあらかじめ決めておくことで、亡くなった後の不安も解消できるのです。

家族の負担を軽減できる

家族の負担を減らせるメリットもあります。

終活を前もって行っていないと、以下のような問題が浮上する可能性が高いです。

  • 葬儀はどこで行うべき?
  • 遺産相続はどのように分配すべき?
  • 訃報は誰でに連絡をすればよい?
  • 遺されたものは処分すべき?残した方がいい?
  • 医療保険などはどうなっている?

あなたが亡くなったあと、家族が上記のような問題に対応しなければならず、大変な思いをするケースも少なくありません。

終活をしておくことで亡くなる前にあなた自身で解決できるので、家族に迷惑をかけることを防げます。

実際にSNSでは終活をしておくことで、家族も安心できたという声が多く見られるので参考にしてください。

亡くなった後に家族が安心して喪に服せるよう、事前に準備しておきましょう。

自分の人生を深く考えられる

終活では自分の今までの人間関係や人生を振り返ることで、より深く自分の生き方について考えられます

自分の人生の思い出を静かに振り返る良い機会になる人も多いです。

お世話になった人や感謝したい人、謝りたい人など人生の中で出会った人たちに会いたくなる人もいるでしょう。

残りの人生をポジティブに生きられる

終活の中で自分の最期を想像することで、残りの人生をポジティブに生きられます

自分を思い返す中で、本当にやりたかったことややり残したことなどが明確になることも多いです。

例えば以下の人は終活を通して、刺繍作品を完成させることやピアノの弾きたい曲に挑戦する気持ちを思い出しています。

このように最期を意識することで、これからをより良いものにしていく気持ちが湧き上がるのです。

遺産相続などでトラブルになりにくい

遺産相続に関して、生前にしっかりと取り決めを行なえるメリットがあります。

遺産相続は明確に遺言などを残しておかないとトラブルになりがち。

実際に遺産相続を機に家族仲が悪くなったという事例も多いものです。

あなたの意向に沿った遺言書などを用意しておくことで、トラブルがおきにくく家族仲良く過ごせるでしょう。

遺された家族にプレゼントを遺せる

早めに終活をしておくことで、残された家族にプレゼントを遺すことも可能です。

例えば、思いを込めた手紙やビデオ、あなただけの作品などをお子さんやお孫さんに遺すことができるでしょう。

弊社が提供するメッセージバンクでは、そんなあなたの思いを形にするお手伝いをさせていただいています。

あなたが亡くなった後でも、お子さんやお孫さんの人生の節目節目にメッセージを送れる「メッセージバンク」をぜひご利用ください。

終活のやることリスト10選

終活のやることリスト10選

それでは具体的に終活でやるべきことを紹介します。

リスト形式で以下10選を紹介するので参考にしてください。

上記はあくまで最低限行っておくべきことです。

これ以外にも人生の最期にやっておきたいことがあれば、終活として行っても問題ありません。

エンディングノートを作成しておく

エンディングノートとは、終活ノートとも呼ばれ自分の最期に備えて重要な情報や想いなどを書き綴っておくノートです。

書き方などは特に決まっていませんが、契約している保険会社や銀行口座などを記載しておくことで遺族がスムーズに手続きを行なえます。

エンディングノートには何を書いても自由ですが、法的拘束力がない点は注意しましょう。

そのため、遺産相続などの情報を記載する際には、法的拘束力のある遺言書の作成が必要です。

エンディングノートの具体的な書き方や利用方法は、下記記事でも解説しているので参考にしてください。

資産を把握しておく

終活では、資産を把握しておくことが大切です。

契約している銀行口座や保有している不動産、株式などを全て把握しておくようにしましょう。

そもそも遺言書を作る際には、自分の資産を全て把握し、誰に相続するかを決めなければなりません。

エンディングノートに自分の資産状況をメモしておけば、いざ遺言書を作る際に役立ちます。

遺言書を作る

終活の際には遺言書を作成しておくことが大切です。

遺言書を作成しておくことで、自分の遺産を誰に相続させるかを自分自身で選ぶことが可能です。

また、この遺言書は法的拘束力を持つので、家族間で遺産相続のトラブルになる心配も少ないでしょう。

遺言書は自分で作ることが可能ですが書き方には細かいルールがあり、失敗してしまうと法的拘束力がなくなってしまうため、専門家に相談して作成するのがおすすめです。

弁護士や行政書士に相談し、一緒に作成するのが最も安全に遺産相続ができます。

生前整理として断捨離を始める

生前整理として断捨離を始めるのもおすすめです。

遺された家族が意外と大変なのが、遺品整理。

モノが多いとそれだけ処分に時間や費用がかかります。

使っていないモノや相続する気のないモノなどは、この機会に前もって処分しておきましょう。

また、利用していないにも関わらず契約しているサービスも、この機会に解除しておくことが必要です。

契約解除が出来ていなかったために、亡くなった後もサービスの契約が続いてしまうケースもあります。

生前整理については、下記記事でも詳しく解説しているので参考にしてください。

葬儀やお墓を手配する

葬儀やお墓の準備も進めておきましょう

近年では元気なうちから葬儀についての取り決めができる葬儀屋も多くあります。

あらかじめどのような葬儀にするのかなどを決め、費用も自分で支払っておくことで遺された家族がスムーズに手続きを進められます

また、お墓に関しては、先祖代々受け継がれているお墓がない場合は、生前墓を利用するのがおすすめです。

事前にお墓を購入しておくことで、遺族の経済的負担を軽減できますよ。

医療や介護の意向を決める

医療や介護の意向についても決めておくことが大切です。

例えば、万が一の際に延命措置を行うのか、臓器提供をするのかなどを決めておくと良いでしょう。

また、介護についても家族に依頼するのか、介護施設に入居するのかなども予め決めておくことで、いざ介護が必要な際に家族が困ることも少なくなります。

エンディングノートに、医療・介護について記載したり、事前に家族と話し合ったりしておくのがおすすめです。

老後の住まいを決める

今後の人生を過ごす住まいについて決めておきましょう

住まいについて決めておくことで事前に必要な費用などを準備でき、終の棲家の意向を叶えることができます

例えば、持ち家で今の家に住み続けるのであれば、事前に修繕費を積み立てるなど対策を立てることが可能です。

また夢だった田舎での生活を送りたいなどの気持ちがある場合は、物件探しを始めるのも良いでしょう。

家族と一緒に住みたい意向がある場合は家族会議で気持ちを共有しておけば、望んだ通りの老後が送れるよう家族も協力しやすいです。

自分がどこで最期を迎えたいのかを想像して、早めに決めておきましょう。

訃報を伝える人のリストを作る

あなたが亡くなった際の訃報を伝える人をリストにしておきましょう

エンディングノートなどに、連絡する人の名前や住所、電話番号などを記載しておくとスムーズです。

訃報を伝える人のリストがないと、いざ葬儀のタイミングで思ったように連絡が取れず、葬儀の参列が叶わないケースも少なくありません。

リストを作っておけば、知り合いや友人もあなたの葬儀に参列でき、悲しい気持ちを整理するきっかけにもなるでしょう。

遺品の譲り先を決める

遺産以外の服やアクセサリー、コレクションなどの譲り先を決めておきましょう

特にペットを飼っている人は、亡くなった後の譲り先を決めておくことが大切です。

あなたが亡くなった後、譲り受けてくれる人がいない場合は、保健所に連れていかれるケースもあります。

またコレクションなどは、遺族がその価値を理解できないと捨てられてしまう場合もあるでしょう。

ペットを譲り受けてくれる友人や、コレクションの価値を理解してくれる人を探してエンディングノートに記載しておくことがおすすめです。

デジタル終活も忘れずに行う

終活を行う際は、デジタル終活も忘れてはいけません

デジタル終活とは、パソコンやスマートフォンのデータを整理しておくこと。

不要なデータを削除したり、外付けHDDなどに移動したりしておきましょう。

またSNSのアカウントなども、エンディングノートにログイン情報を記載しておき、家族が削除できるようにしておくのも大切です。

終活の際に気にすべき老後に関する契約

終活を行う際には、老後に関する様々な契約の知識をつけておくことも大切です。

なかには認知症になった際に代わりに手続きを行ってくれる契約などもあるので、確認しておきましょう。

場合によっては信頼できる人や団体などと以下の契約を結んでおくことも必要です。

財産管理委任契約

財産管理委任契約は、あなたの財産の管理を代理の人に委ねる契約です。

契約を結んでおくことで万が一あなたが自分で財産を管理できなくなった際に、契約者に以下の管理を代行してもらえます。

  • 預貯金の引き出し
  • 公共料金などの支払
  • 役所での各種申請

財産管理委任契約は、口約束でも成立する契約ですが後々のトラブルを避けるためにも、公正証書を作成しておくことがおすすめです。

ただし、たとえ契約を結んでいても、金融機関によっては代理手続きを認めていないケースもあるので注意しましょう。

また、認知症などであなた自身に判断能力がない場合、本契約は無効となる点も抑えておく必要があります。

認知症になっても契約を継続したい場合は、後に紹介する民事信託の利用がおすすめです。

任意後見契約

任意後見契約は、認知症などで自己判断が難しくなった際に、代わりに財産や生活上の手続きを後見人に任せる契約です。

例えば、自分の夫や妻、子どもや孫などを後見人にすることができ、入院や保険の手続きを代行できます。

契約には公正証書の作成が法律で決められているので、必ず作成しましょう。

見守り契約

見守り契約は、老後などに定期的にコミュニケーションを取りながら、任意後見契約のタイミングなどを図ってもらう契約です。

つまり、認知症などで自己判断が難しくなりかけた段階で、この見守り契約を結んだ人が後見人を探し任意後見契約や財産管理委任契約を結んでくれるのです。

特に一人暮らしの人は、いつ自分が正常な判断ができなくなるかわからないもの。

見守り契約では、月に1回などで定期的にコミュニケーションを図り、様子を見てくれるので安心です。

死後事務委任契約

死後事務委任契約は、自分が亡くなった後の事務手続きを委任できる契約です。

内縁の妻や夫、知人などに代行を頼めるので、死後の事務手続きを任せられる家族がいない人にとっては便利な契約と言えるでしょう。

また弁護士と死後事務委任契約を結ぶことで、パソコンやスマートフォン内の遺品を誰にも知られずに整理してもらえます。

民事信託(家族信託)

民事信託は、生前のうちに家族や親族に自分の財産管理をお願いできる契約です。

本人の判断能力によって効力を失う財産管理委任契約と違い、本契約の場合はたとえ認知症になったとしても契約が継続します。

そのため、老後の備えとしては財産管理委任契約よりも民事信託の方が万全です。

遺産相続に関しても生前のうちから決めておくことができる制度なので、あなたの死後も適切に遺産管理を任せられるでしょう。

負担付死因贈与契約

負担付死因贈与契約とは、あなたが亡くなった際にペットを引き受ける代わりに財産を相続する契約です。

ペットは大切な家族である一方、引き取るにはエサ代や病院代など費用もかかるもの。

負担付死因贈与契約は引き取る側の経済的負担を軽くし、ペットが生涯に渡って安定して生活できるようにするための契約と言えるでしょう。

終活を行う際の注意点

終活を行う際には、注意点を意識することも大切です。

ここでは終活を行う際に気を付けたいポイントを2点紹介します。

前向きな予定も考える

終活を行う際は、前向きな予定を考えることも大切です。

終活をしているとどうしても遺された家族のことばかりを考えてしまうもの。

しかし、終活は家族のためだけでなく、自分が今後よりよい人生を送るためにも大切なものです。

具体的には以下のような前向きな予定も立てて、ポジティブな日々を過ごせるように心がけましょう。

  • 最期を迎えるまでに会いたい人を決める
  • 行ってみたい場所や食べてみたいものなどを書き出してみる
  • ずっとやりたかったことに挑戦してみる

未来に楽しみを持つことで、前向きに終活に取り組めますよ。

家族にも相談する

終活を行う際は、家族にもしっかりと相談しながら進めましょう

特に葬儀やお墓に関しては、自分以外の家族や親戚にも関わることです。

あらかじめ共有しておくことで、いざ最期を迎えたときにトラブルを防げます。

例えば、自然に囲まれたお墓で過ごしたいと思い、勝手に山奥にお墓を立てるなどしてしまうと実際にお墓参りする家族は大変ですよね。

遺される家族への意向も考慮しながら、じっくりと相談して決めると良いでしょう。

また、未来への前向きな計画を家族と一緒に考えるのもおすすめです。

あなたの気持ちに賛同してくれれば、行きたい場所への旅行の計画を一緒に立ててくれるなど協力してもらえる可能性もあります。

家族とともに楽しい時間を過ごすきっかけにもなるので、一人で決めずに相談するようにしましょう。

年齢別の終活のやり方

年齢によって終活をどう行えばいいか悩むこともあるでしょう。

ここでは、各年齢ごとの終活のやり方やポイントを紹介します。

10代・20代の終活はライフプランを明確にする

10代や20代などで終活を行うときは、ライフプランを明確化することが最も大切です。

終活というと「死ぬための準備」と捉えられますが、自分の最期に向かってどのような人生を送るのかを考えることも立派な終活です。

例えば、以下の項目について具体的に考えてみるのが良いでしょう。

  • 人生の中で実現したいことは何か
  • いつまでに実現したいのか
  • 実現のために必要なことは何か
  • どんな最期を迎えたいか(家族は?その時の気持ちは?)

上記のように自分の死について前向きに考えることで、自己実現のためのプランを明確にしていくことが可能です。

10代・20代の終活は、これからの人生をどう生きるかに重きをおいて終活するのが良いでしょう。

30代の終活はライフプランを見直す

30代の終活はライフプランを見直すのが良いでしょう。

30代ともなれば、社会や家庭の中で責任のあるポジションになることも多い年代です。

そのため、今の自分の現状を把握しつつ、以下の点について考えていくことが大切になります。

  • 子どもや家族に何を遺したいか(資産はいくらか)
  • 現状自分の生活の中で不要なものはあるか
  • マイホームや老後の生活などのプランは万全か

30代は上記のような現実的な未来に対して、ライフプランを見直す絶好のタイミングと言えます。

老後などの将来設計をしつつ、子どもや家族に何を遺せるのかと次の世代について考えを深めるのがおすすめです。

40代の終活は人生の後半戦を具体的に考える

40代で終活をする際は、人生の後半戦に対してどのように生きていくのかを考えるのが大切です。

40代であれば、自分の老後や介護などについて深く考え、準備を始めるのに十分な年齢といえます。

体力や気力もまだまだあるので、大きなものの断捨離や具体的な計画設定なども可能です。

不要なものは今のうちから処分し、今後の人生をどのように過ごしていきたいかを考えましょう。

50代・60代の終活は現実的な判断が大切

50代や60代は終活を本格的に始める人が多い年代です。

この年代になれば自分がどれくらいの資産が遺せそうかなど、具体的な資産状況も把握しやすくなるので、遺産相続について具体的な話を進めておくことが大切です。

場合によっては、公正証書などで遺言書を作成しておくと良いでしょう。

50代や60代で終活する際は、遺される家族のためになにが必要かを判断し、実際に行動することが必要です。

終活を上手に進めるためのおすすめサービス

終活は意外にもやることが多いものため外部サービスなどを利用して、かしこく進めて行くことがおすすめです。

ここでは終活を楽にかつ楽しく進められるサービスを紹介します。

終活協議会

引用元:一般社団法人終活協議会

一般社団法人終活協議会は、終活に関する様々なサポートを有資格者から受けられます

例えば、葬儀やお墓などの各種手続きを代行してくれたり、入院や介護施設に関する身元保証を行ったりしてもらえます。

具体的なサービスプランやサービス内容は下記を参考にしてください。

プラン名サービス内容料金
安心プラン買い物や病院受診の付き添い
介護認定等の相談やケアプラン作成の立ち合い
成年後見人の申請
入院時の身元保証や付き添い
手術の立ち合いや荷物などの購入
入会金:1万円
利用費:38万5,000円
万全プラン死亡時の連絡代行
葬儀・納骨サービス
行政手続き代行
遺品整理
相続・公正証書作成
入会金:1万円
利用費:148万5,000円
完璧プラン安心プランと万全プランの両方が利用可能入会金:1万円
利用費:187万円

上記の通り費用は高めですが契約することで、本来家族が行うべき作業をほぼすべて代行してくれます。

お金を支払うだけで自分の病気時や介護、死後の届け出や相続なども完璧に行ってくれるので安心です。

メッセージバンク

終活を行う際には、ぜひ弊社のメッセージバンクの利用もご検討ください

メッセージバンクは、亡くなる前にあらかじめ登録しておいたデータを任意のタイミングで遺族にお届けできるサービスです。

エンディングノートや写真、遺言書、ビデオメッセージなどあらゆるファイル形式問わず預けられるので、遺族に届けたい情報を確実に手渡すことができます

送信データは複数回に分けて送付することもできるので、以下のように時間差でビデオメッセージを送るといった使い方も可能ですよ。

  • 自分が80歳になったタイミングで息子さんにエンディングノートを送信
  • お孫さんが成人の際にビデオメッセージを送る
  • 自分が亡くなったあとのお孫さんが30歳の誕生日にビデオメッセージを送る
  • 息子さんが還暦を迎えたころにビデオメッセージを送る

上記のようにエンディングノートなどの必要な連絡以外にも、未来永劫に渡ってあなたなりのメッセージを届け続けることができるのです。

「未来のある18歳の孫」「一人の大人として自立した孫」「還暦を迎えた息子」など、それぞれに伝えたいことは違うでしょう。

メッセージバンクならその時々の家族にかけたいメッセージを送ることができますよ

興味のある人はぜひ、下記ボタンより詳しい説明を見てみてください。

終活に関するよくある質問

終活に関して解説してきましたが、まだまだ疑問が尽きない人も多いでしょう。

ここからは、終活に関するよくある質問を紹介します。

Q
終活とは何ですか?
A

終活とは、人生の最期に向けた事前準備の活動を指します。

あらかじめ遺言書を作成したり、お墓や葬儀の事前準備を行ったりして遺された家族がスムーズに手続きを進められるようにします。

また家族のためだけでなく自分で自分の最期を決めることで、その後の人生をよりよく歩むことも可能です。

亡くなるまでに挑戦したいことや行きたいところ、会いたい人などをエンディングノートに書くことで、ポジティブにその後の人生を歩めるようになるでしょう。

Q
終活は何から始めれば良いですか?
A

終活を始める際に何から始めるべきかは明確に決められていません

しかし、やるべきことの中でも以下については取り組みやすくおすすめです。

  • エンディングノートを書き始める
  • 断捨離を始める
  • 訃報を伝える人のリスト作り

自分が取り組みやすいと思ったものからまずは始めてみましょう。

Q
終活は何歳からはじめても良いのですか?
A

終活は何歳からはじめても問題ありません

早い人では10代や20代から終活を始めている人もいるほどです。

もちろん、50代や60代以上でも始めるのに遅すぎることはありません。

終活は始めようと思った時がはじめ時です。

Q
おひとりさまの終活のやり方は?
A

おひとりさまの終活での大きな違いは、死後事務委任契約や任意後見契約などの契約を早めに結んでおく必要がある点です。

おひとりさまの場合は、周りに生活を気にかけてくれる人がいないと孤独死というケースもあり得ます。

早めに対策を取り、老後を安心して過ごせるようにしましょう。

おひとりさまの終活については、下記でも詳しく解説しているので参考にしてください。

Q
一人暮らしの女性ですが終活のやり方がわかりません
A

一人暮らしの女性の場合も終活でやることは変わりません

おひとりさまの終活同様、孤独死にならないように死後事務委任契約や任意後見契約などを早めに結んでおきましょう。

また一人暮らしの女性は、防災や防犯を意識した生活を心がけることも大切です。

特に高齢女性は男性と比較して体力もないため、災害や犯罪の被害に会いやすいです。

下記の記事では一人暮らしの女性のための終活を詳しく解説しているので、参考にしてください。

終活は遺される家族や自分の今後のためにも重要

終活は遺される家族や自分のために重要な活動です。

いざというときに自分の意向に沿った最期を送れるよう、今のうちから準備を始めておきましょう。

また、早いうちから終活を始めておくことで、家族にプレゼントを遺す余裕も生まれます

弊社のメッセージバンクなどを利用して、遺される家族に愛のこもったメッセージを遺しましょう。

皆様が納得した人生を送れるよう、応援しております。

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